Qualcommがデータセンター向けにRISC-Vを採用、NvidiaがGPUトラッキングソフトウエアを開発
今日は、スマートフォン用プロセッサトップのQualcommがこれまでのArmコアだけのチップ設計に加えて、RISC-Vをデータセンター向けに開発するという話と、NvidiaのGPUチップが第三国に密輸されることを防ぐため同社がソフトウエアを開発したという話を採り上げます。
QualcommがこれまでのArmベースのCPUコアをスマホ向けに使ってきましたが、AIデータセンター向けに命令セットが少なくカスタマイズしやすいRISC-Vを、スタートアップのVentana Micro Systemsを買収して手に入れました。QualcommがArm離れに向かうのかどうか、見守っていきたいです。
もう一つは、NvidiaのGPUチップが第三国に密輸され、Nvidiaが管理しきれないという問題が起きています。これに対して、クラウドベースのソフトウエアでGPUの流通をウォッチしていこう、という新しい動きです。自分で開発したチップが密輸され、何に使われるのかわからないということは気持ちの良いことではありません。GPUの状態、正しく使われているか、在庫状況などを遠隔モニターしていくようです。
QualcommがいよいよRISC-Vコアのチップをデータセンター向けに設計へ
全文:Qualcomm takes RISC on Arm alternative with Ventana acquisition, The Register
Nvidia、AI用GPUのロケーションを追跡するサービスを開始
全文:NVIDIA Will Now Let Data Center Customers Track Their Entire AI GPU Fleet With New Location Tracker Service, Dismisses Claims of "Kill Switches", WCCFTECH


