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10月に最もよく読まれた記事は、日本の半導体シェア5%台を憂うもの

2025年10月に最もよく読まれた記事は、「これでよいのか?日本の半導体市場シェアが単調下落し続けついに5%台まで下落」であった。これは、半導体製品を売買する市場としての日本の世界シェアがWSTS(世界半導体市場統計)で5%台に落ちたことを報じた服部毅氏のブログである。

次によく読まれた記事は、やはり服部毅氏の「中国勢の攻勢で日の丸パワー半導体が失速、外国勢の勝ち組と組むしかない?!」であった。これは最近日本のSiCパワー半導体が中国勢に押され気味になっている様子を議論した記事である。

第3位の「TSMC、熊本第2工場建設着手、今四半期に2nm量産開始、売上・利益共過去最高」は、TSMCから2025年第3四半期の決算が発表されたときの情報を集めた記事。決算の売上や利益の数字だけではなく熊本工場をはじめとする世界のTSMC工場の最新情報もカバーしている。

第4位の「半導体サプライチェーンが地政学的な影響を受けやすくなってきた」は、地政学的なリスクが半導体にも問題になってきたことを報じた記事。TSMCは熊本工場であるJASMを28nm/22nmから16nm/12nmへと徐々に微細化を想定していたが、第2工場で6nmという先端プロセスを扱うようになり、中国資本のNexperia(NXPからスピンオフ)に対して本社機能のあるオランダの政府が運営をオランダ政府が担うことを通知した。

第5位の「Intelが米国で初めて2nmプロセスのSoCを生産開始」は、Intelが2nmプロセスのIntel 18A技術を使ったSoC製品をパソコン向けとデータセンター向けの2種類の製品を生産し始めたことを報じた。

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