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5月に最もよく読まれた記事は、日本半導体企業トップ10ランキング

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2022年5月に最もよく読まれた記事は2カ月連続、「日本半導体企業ランキング: 首位はキオクシア、2位はソニー逆転のルネサス」であった。これはブロガーの服部毅氏がOmdia社のデータを基に日本の半導体上位ランキングを述べたもの。

次によく読まれた記事は、「日本政府の半導体企業誘致の本命はTSMCではなくIBM/Intelだ!」であり、これも服部氏のブログである。日本の萩生田経済産業大臣が米国ニューヨーク州の先端半導体技術が集結するアルバニーを訪問、日本側の狙いを服部氏が解説した記事である。

第3位の「ルネサス、閉鎖中の工場建物を再利用、300mm生産ライン構築へ」は、ルネサスが処分しようとしても売却できず眠っていた工場をこれから需要が膨らむパワー半導体の生産工場に生き返らせることを発表したことについて述べた記事。300mmウェーハラインにより、パワーMOSFETやIGBTなどを量産でき、パワー半導体でルネサスは勝負に出たといえる。

第4位の「ガートナーが見る今年と2026年までの半導体市場」では、2022年と2026年までの半導体市場予測を、市場調査会社のGartnerが発表したことを伝えた。売り上げ規模が大きな市場はコンピュータとワイヤレス製品であるが、今後、伸び率が大きい市場は自動車だと見ている。

第5位の「笛吹けど踊らず、中国でのIC生産が全く遅れている」は、中国製造2025が設定され、中国内で使われる半導体の国内シェアを70%まで高めようという目標を定めているが、2011年の12.7%から10年経っても2021年終わった時点で16.7%にしか増えていない。今後の4年間で16.7%から70%に上げることはほとんど不可能に近い。

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