セミコンポータル
半導体・FPD・液晶・製造装置・材料・設計のポータルサイト

増え続けるシリコンウェーハ出荷面積

|

SEMIのSilicon Manufacturing Group(SMG)は、シリコンウェーハの出荷面積が2007年第2四半期にこれまでの最大を示す22億100万平方インチに達したことを発表した。対前期比で5%増、対前年同期比では12%増となった。この成長は300mmウェーハの出荷によるものとSEMIでは見ている。

シリコンウェーハ出荷面積

 SEMIのSMGによるこの報告を見る限り、四半期ベースでは2004年から2005年にかけて落ち込みがみられるものの、年ごとに見る限り、2004年の62億6300万平方インチに対して2005年は66億4500万平方インチと成長を続けている。

 シリコンウェーハの面積は、2000年のITバブルのピーク値が2004年時点ですでに追い抜かされており、2001年からはずっとプラス成長を続けている。2007年も対前年比でプラス成長することは間違いない。半導体チップは2006年第4四半期から2007年第2四半期にかけてやや低迷気味で、2007年後半からは本格的に回復するという予想が一般的だからである。

 2001年からはむしろ直線的に伸びているため、シリコン半導体の成長にかげりはまったく見えないと言い切っても差し支えないだろう。シリコン半導体はもうダメになると言われてから10年にもなるが、このような成長を誰が予想しただろうか。

月別アーカイブ