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中国のフラッシュメモリ搭載デバイスの規格、まもなく決定へ

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 持ち運びに便利なフラッシュメモリーデバイス市場が急拡大メモリーカードや携帯電話やデジカメ、その他のデジタル民生機器への利用が大幅に増えてフラッシュメモリーの需要が急成長している。特に、携帯電話向けにメモリーカードの搭載が急増している。このため、2006 年には世界の携帯電話の4 億台にフラッシュメモリーが使われ、2008 年には携帯電話向けメモリーカードがメモリーカード市場全体の68.7%を占めるのではないか、と云われている。

 中国のメモリーカード市場は、2005 年に1,351.8 万個と前年比132.5%成長し、金額ベースでも123%伸びた。256M がメモリーカード市場の主流となり、2005 年時点で256M の市場シェアは37.1%、128M は24.3%であった。海外ブランドのメモリーカードが中国のメモリーカード市場の80%を占めている。トップシェアのSanDiskは34.7%の市場シェアを獲得している。2009 年には、中国のメモリーカード市場規模が10,085.98 万個、171.86 億元(2,406.04 億円)に達すると見込まれている。

中国のメモリカード市場予測

信息技術異動フラッシュメモリー基本規範のテスト規則


 フラッシュメモリーデバイス市場には悪性的な競争が存在中国のフラッシュメモリーデバイス市場は潜在的に膨大な需要が見込まれているため、中国勢及び海外勢ともに、この分野に積極的に参入している。一方、持ち運びに便利なフラッシュメモリーデバイスは、国家標準仕様を策定中のため、その仕様を巡って市場が混乱し、激しい競争の局面に陥っている。フラッシュメモリーカードは組み立てが簡単な為、市場参入者が多い。このため、部材のレベル、製造プロセス、品質保証など様々な面で品質にばらつきが目立っている。一部の業者は、品質を落として低価格の原材料でコストダウンを図り、安い価格で市場に供給しているため、正規のメモリーカードが低価格競争に巻き込まれて悪性的な競争を起こしている。実際、消費者はこれらの品質の悪い価格の安い業者に騙されて、メモリーカードを購入し、そこに保管していた貴重なデータが失われて、大きな損害を被るという問題が起きている。
 このような背景により、中国当局はフラッシュメモリーデバイスの国家標準を策定し、実施する計画を進めている。

信息技術移動フラッシュメモリー基本規範の環境要求

中国初のフラッシュメモリーデバイスの国家標準を発表

 中国のフラッシュメモリーデバイス国家標準ワーキンググループは、2004 年に発足し、普天、聯想、方正、華旗、TCL、朗科、常州音成電子、大恒創新と信息産業部の4つの研究所がメンバーとなっている。聯想は、このワーキンググループのリーダーである。
 2006 年9 月20 日に、国家標準の「信息技術移動フラッシュメモリーデバイス基本規範」が審査会に提出された。この審査会の開催は、中国フラッシュメモリーデバイス国家標準ワーキンググループが2004 年に設立して以来、ワーキンググループの2 年間の努力を経て、ようやく初めてフラッシュメモリーの国家標準が誕生するという意味を持ち、年内に国家標準が発表される。


セミコンダクタポータルのコンテンツパートナー、アレグロ インフォメーション・インク(以下アレグロ)による、中国のエレクトロニクス・半導体・液晶分野のマーケット情報です。アレグロは、同社独自の調査及び、中国国家統計局、CCID、中国電子報、経済参考報、国際金融報などから得たフレッシュな情報をベースに、特に中国のIT、エレクトロニクス、半導体・液晶関連の情報収集・提供、分析、調査を行っています。今回、提供したのは、同社の月刊レポート「中国レポート:Electronics and Semiconductor China」の2006年12月号からの一部抜粋です。

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