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7月の世界半導体販売高、前年同月比11.5%増の200億ドルに

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2005年10月以来の水準

 7月の世界の半導体販売高は、3ヶ月平均で、200億9,988万ドルとなり、前年同月比で11.5%となったことが、SIAより発表された。また、前月の3ヶ月平均値、197億5,313万ドルを1.8%上回った。

 SIAは、2006年の世界半導体販売高を2,400億ドルと、史上最高を予想しているが、現時点では順調に推移していると見ている。特に、アジアパシフィック地域が前年同期比13%の伸びを見せていること、さらに米国市場も同18%増となっていることが好材料となっている。
 設備投資ならびに稼働率もバランスを保って推移しており、SIAでは、2006年の半導体設備投資額は、半導体販売高の22%になるものと見ている。Q2の稼働率は前期比微増ではあるが、先端デバイスで97%、一般で89〜91%となっている。

 7月単月では、181億7,652万ドルと、前月比21%減となっているが、7月はもともとデバイスの平均単価が下がる分を出荷量増で補うパターンとなっているシーズンとSIAはみている。半導体需要の40%を締めるコンピュータ分野において、PC単価が前年同月比7%減となっていることが響いている。


3ヶ月平均半導体売上高の推移

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