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21年第1四半期におけるOSATトップテンランキング

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直近のOSAT(Outsourced Semiconductor Assembly and Test)のトップ10社ランキングをTrendForceが発表した。それによると、企業により伸びに差はあったものの、2021年第1四半期での売上額は10社合計で前年同期比21.5%増の71.7億ドルと大きく伸びた。1位をキープしているASEは24.6%成長と2位Amkorの15%よりも大きく、その差を広げた。OSATは半導体後工程とテストを専門に請け負う製造サービス。

Table1: Revenue Ranking of the Top 10 Global OSAT Companies, 1Q21 (Unit: Million USD)

表1 2021年第1四半期におけるOSATのトップテンランキング 出典:TrendForce


OSAT企業全体が大きく伸びた要因は、テレワークやテレ教育など新型コロナによる新需要と、欧米でのワクチンによる経済活動の回復による、とTrendForceは見ている(参考資料1)。加えて、半導体供給不足によって、顧客の需要がひっ迫し、少しずつだが価格の値上がりも効いているようだ。

トップのASEは従来のワイヤボンディングなどのアセンブリと、フリップチップのような先端パッケージングの両方を手掛けているため、伸びが大きい。前年同期比24.6%増の16.9億ドルに達した。一方、2位のAmkorは、5GスマホやモバイルPCなどの先端的なパッケージに強く、同15%増の13.3億ドルになった。

一桁成長に終わっているSPILとPTIは、華為向けのアセンブリサービスが低下したことで、回復が遅れていたという。

JCETとTFME、Hua Tianの中国勢は、米中貿易戦争の影響で自国のOSATサービスを優先するという方針によって、それぞれ、26.3%、62%、64.9%という高成長を遂げた。

今後に関してTrendForceは、パンデミックが収まりつつある国が出始めており、スマートフォンやパソコン、テレビなどの最終製品の需要は2021年第3四半期から落ち着いてくると見ている。そうするとOSAT企業もこれまでのような急成長から下がってくることになりそうだ。

参考資料
1. Revenue of Top 10 Packaging/Testing (OSAT) Companies for 1Q21 Reaches US$7.17 Billion Thanks to Bullish Demand from End-Devices, Says TrendForce (2021/05/19)

(2021/05/20)

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