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Gartnerが2019年世界半導体ランキングを発表、1位はやはりIntel

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2019年の世界の半導体市場は、前年比11.9%減の4183億ドルになったとGartnerが発表した(参考資料1)。上位10社の半導体メーカーのトップはやはりIntelが返り咲いた(表1)。Samsungはメモリバブルがはじけ2位に落ちた。

表1 Gartnerが発表した世界の半導体メーカートップ10社 出典:Gartner

表1 Gartnerが発表した世界の半導体メーカートップ10社 出典:Gartner


2019年の最大の特徴はメモリバブルがはじけて、メモリの販売額が31.5%減少したことだ。メモリは半導体市場全体の26.7%を占めるため、依然最大である。中でもDRAMは供給過剰によって37.5%も減少した。2018年末から値崩れが始まり、半年以上かけて在庫調整を行い、需給バランスをとってきた。2019年後半のDRAMの平均単価は前年同期比で47.5%減少した。メモリの大幅な落ち込みが半導体市場全体を落ち込ませた。

トップのIntelは0.7%減の落ち込みにとどまったが、Samsungはメモリの売り上げが全売上額の82%を占めるため、メモリだけだと34%減となった。しかしファウンドリで稼いだため、全体では29%減にとどまり522億ドルになった。

NANDフラッシュに関しては、DRAMほどではないが、2019年は前年比23.1%減になった。ただ、このランキングではキオクシア(旧東芝メモリ)の売上額が3.1%増の約88億ドルに上がっている。この数字は信じがたいことに注意した方が良い。というのは、東芝の決算報告では、キオクシアの持分法損益が2018年度第4四半期(2019年1〜3月)から赤字になり、2019年度第2四半期(7〜9月)まで赤字が続いていたからだ。

1〜3月は42億円、4〜6月は381億円、7〜9月は232億円という損出分の数字が示されており、第3四半期(10〜12月)に赤字が出なかったと仮定しても、この3四半期合計で655億円の赤字が計上されている。東芝はキオクシアの約40%の株式を持っており、キオクシアは子会社ではないが持分法が適用され、損益を計上している。第3四半期は停電事故から回復しており、赤字ではないとしても全体で黒字に転換するほど、NANDフラッシュメモリが回復したとは考えにくい。(注)

ただし、2020年はNANDフラッシュの景況は良くなるとGartnerだけではなくWSTSや他の市場調査機関も見ており、プラス成長が期待されそうだ。

参考資料
1. Gartner Says Worldwide Semiconductor Revenue Declined 11.9% in 2019

(2020/01/16)


Gartnerによれば、東芝が東芝メモリを売却した時に、東芝メモリとしての数字が正確に提供されなかったために、2018年の数字は第1四半期から第3四半期までの数字となっており、2019年の数字は第1四半期から第4四半期まで含めている。このため2019年の数字の方が大きく出てしまっている。だからメモリ不況の2019年だったが、プラス3%成長で、12位から9位に上昇した形になった。もちろん、2019年の第4四半期の数字は見込みである。(2020/01/23追記)

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