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世界半導体市場は2017年17%成長、とWSTSが上方修正

WSTS(世界半導体市場統計)が2017年の世界半導体市場の成長率を17%に上方修正した。今年の6月6日に発表した時は第1四半期の結果を受けて、11.5%成長になりそうだと見込んでいた。今回は第2四半期の結果から上方修正した。

WSTSは、2016年の1.1%という実績の成長率に対して、2017年は5月下旬のミーティングで11.5%増の3780億ドルと予測していたが、半導体市場が好調なためこのほど17%増という見通しに修正した。半導体製品の販売金額は3970億ドルとなる。このほどWSTSが発表した6月の販売額は前年同月比24.3%増の353億ドルを記録しており、2017年全体では後半に新型スマートフォンの需要に支えられ、さらに伸びそうとの見通しがあるようだ。

2018年の見通しは、さらに4.3%増の4140億ドルと予想した。6月発表の予想では、2.7%増の3880億ドルだった。2018年は初めて4000億ドルを突破することになりそうだ。

(2017/08/24)
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