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2015年上半期世界半導体トップランキング

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今年上半期の世界半導体のランキングが発表された。米市場調査会社のIC Insightsが発表したものだが、これによるとトップはIntelと変わりはない。しかし、IntelとSamsungとの距離がわずかだが、縮まった。

表1 2015年上半期の世界半導体トップランキング 単位は百万ドル 出典:IC Insights

表1 2015年上半期の世界半導体トップランキング 単位は百万ドル 出典:IC Insights


トップ20社の合計販売金額は、この第2四半期(4〜6月期)が644億1200万ドルで前四半期比がわずか1%増に留まった。ただし、合計の数字はあまり意味を持たない。ファウンドリ事業を含めているからだ。半導体市場としてはファウンドリの売り上げは差し引く。半導体製品を販売している所を売り上げとして計上するからだ。ファウンドリ売り上げを計上するとダブルカウントになる。

前四半期で比較すると、第2四半期に大きく落とした企業はQualcommで、13%減少した。一方、最も大きく成長した企業はSamsungで10%増加した。Qualcommの2015年の見通しは厳しい。第3四半期の見通しを発表していることから、2015年通して2014年よりも20%下落すると見ている。SamsungはIntelとの距離を縮めたように見えるが、後半はまた差が開くようだ。Intelは第3四半期を第2四半期より8%増と見ているが、メモリメーカーであるSamsungは、後半始まったころからメモリ価格の下落が大きくなってきたので、この勢いは維持できそうもない。

今回トップ20位に入ってきたメーカーは台湾のUMCと日本のシャープである。第2四半期の前期比がUMC4%増に対してシャープは4%減だが、20位圏外に落ちたNvidiaとAMDはもっと減少した。特にAMDは、2015年通期では35%減になりそうだ。これまでAMDは脱PC分野を狙ってリストラを進めてきたが、まだ奏功していない。

2015年通期では、Avago/Broadcomの合併、NXPのFreescale買収の結果が現れてくるだろう。IC InsightsがAvagoとBroadcom、NXPとFreescaleをそれぞれ単純合計して、この上半期を見積もってみたのが表2である。


表2 M&Aを単純合計して見積もる 出典:IC Insights

表2 M&Aを単純合計して見積もる 出典:IC Insights


この上半期の表から2015年通期では、10位まではこの順位が変わらないように見える。10位のNXP/Freescaleと11位のSTとの差が大きすぎるためだ。


参考資料
1. 2014年上半期の世界半導体トップ20社ランキング (2014/08/07)
2. 直近の世界半導体上位20社ランキング、大変化の予兆 (2015/05/21)

(2015/08/07)

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