セミコンポータル
半導体・FPD・液晶・製造装置・材料・設計のポータルサイト

日本製半導体製造装置は好調を維持

|

日本製半導体製造装置が相変わらず好調だ。日本半導体製造装置協会(SEAJ)によると、2015年1月における受注額は3ヵ月の移動平均で1205億9000万円、販売額は同956億9000万円、B/Bレシオは同1.26となった。このところ半導体製造装置は安定に推移している(図1)。

図1 日本製半導体製造装置の受注額・販売額・B/Bレシオ 出典:SEAJ

図1 日本製半導体製造装置の受注額・販売額・B/Bレシオ 出典:SEAJ


受注額は前月比0.3%増とほぼ横ばいであるが、前年同月と比べると20.8%増となる。2014年の3月は消費増税の駆け込み需要の影響が極めて強く、5月までの3ヵ月間影響を受けたが、昨年10月ごろから安定的に伸びている。

半導体製造装置と比べると、FPD製造装置はようやく受注が上向いてきた(図2)。販売額は相変わらず下降気味だが、受注額が急速に上向いている。ただ、FPDの受注額はこれまでの経験から急速な乱高下を繰り返す性質があったため、安定成長しているとは言いがたい。ひとまずは、受注が上向いているので、良い方向にあるといえそうだ。


図2 日本製FPD製造装置の受注額・販売額・B/Bレシオ 出典:SEAJ

図2 日本製FPD製造装置の受注額・販売額・B/Bレシオ 出典:SEAJ


参考資料
1. 半導体製造装置は好調に推移、FPD製造装置も上向く (2015/01/23)

(2015/02/24)

月別アーカイブ