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B/Bレシオ、1.33への増加が好ましくない理由

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2014年11月における日本製半導体製造装置のB/Bレシオは、1.33となった。これはSEAJ(日本半導体製造装置協会)が発表したもの。3ヵ月の移動平均値だが、11月の受注額は、前月比7.3%増の1157億2600万円、販売額は同10.0%減の871億2600万円となった。

図1 日本製半導体製造装置の受注額・販売額・B/Bレシオ 出典:SEAJ

図1 日本製半導体製造装置の受注額・販売額・B/Bレシオ 出典:SEAJ


半導体製造装置の受注額は3カ月連続増加しており、好ましい。B/Bレシオの上昇も好ましい傾向ではある。しかし、販売額が2ヵ月連続減少しているために、B/Bレシオが増加しているだけにすぎない。実はこの状況は好ましくない。

受注が増えているのに対して、販売額が増えないということは、需要に対応できていない、という意味である。このビジネスチャンスを日本製以外の製造装置が増えているかもしれないのである。市場全体の状況をよく見て、気を引き締める時期ではないか。


図2 日本製FPD製造装置の受注額・販売額・B/Bレシオ 出典:SEAJ

図2 日本製FPD製造装置の受注額・販売額・B/Bレシオ 出典:SEAJ


FPD製造装置は、B/Bレシオが2カ月連続0.5以下と極めて悪い。受注額が103億500万円に対して、販売額は221億6200万円で、B/Bレシオは0.46と絶不調である。しかし、11月に入り、一条の光が差し始めた。受注額・販売額とも上昇傾向が見えてきたからだ。底を打ったとまではまだ言えないが、その兆候が若干見えてきたことは好ましい。

参考資料
1. 半導体製造装置の受注が増加へ転じる (2014/11/21)

(2014/12/22)

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