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ファウンドリビジネスは2015年まで2桁成長するとアイサプライが予測

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米国市場調査会社のIHSアイサプライ(IHS iSuppli)がピュアファウンドリ市場は2015年までに2桁成長すると予測した(図)。2011年に265億ドルのファウンドリビジネスは2012年には12%増の296億ドルに増えると見ている。

図 IHSアイサプライは2015年までは着実に伸びると予測 出典:IHS iSuppli

図 IHSアイサプライは2015年までは着実に伸びると予測 出典:IHS iSuppli


アイサプライがここまで強気の予測を行うのは、ファウンドリの需要が3月末に着実に増えていることがはっきりし始めたからだ。毎年の季節要因では第1四半期から第2四半期はそれほど大きな需要を見込めず、第3四半期でピークを迎えている。それが今年は第1四半期をすぎ、早くも大きな需要の手ごたえを感じたということである。

アイサプライによると、2011年は3%しか伸びなかったが、その反動として2012年は健全な成長に変わると見ている。ただ、ガートナーは2011年には5%伸びたと見積もっている(参考資料1)。いずれの見方でも、2011年後半はタイの洪水の影響により前半の順調な市況に急速にブレーキがかかった状態になった。今年は昨年ほどの大きな災害は続かないと見るのが一般的だろう。

アイサプライは来年、14%増の336億ドルになり、2014年、15年も2桁成長すると予測している。

その根拠となる市場のドライバがスマートフォンやタブレット、ウルトラブックPCなど携帯端末である。アップルのiPhoneやiPad、アンドロイドベースのスマートフォンやタブレットなどだ。ウルトラブックにつられてノートPCも回復すると見る。こういった携帯端末に搭載される半導体の需要が高まるわけだが、中でもNANDフラッシュメモリとアプリケーションプロセッサ(モバイルプロセッサともいう)が伸び、ノートPC用のマイクロプロセッサも伸びるという。そういった中でもDRAMはもはや伸びそうもない。DRAMは相変わらず軟調だとアイサプライは見ている。

参考資料
1. ファウンドリビジネスのランキング、5~10位が大きく変動 (2012/04/03)

(2012/04/13)

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