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2009〜2011年の閉鎖したICファブは49ヵ所とICインサイツが調査

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米市場調査会社のIC インサイツ(Insights)社がまとめたところによると、2009年から2011年にかけて半導体メーカーは49の工場を閉鎖した。2007年の中ごろから半導体メーカーは200mm以下の工場を縮小し始め、2009年以降に加速しているという。ただし、工場閉鎖の数には、300mmへのアップグレードも含まれている。

図1 閉鎖した半導体ファブ 出典:IC Insights

図1 閉鎖した半導体ファブ 出典:IC Insights


ここ数年、多くの企業が古いファブを閉じ、ファブライトあるいはファブレスに変換するビジネスへと変えてきている。ファブを閉じた工場の43%が150mm以下のファブだった(図1)。閉鎖した工場が最も多いのは150mmラインで21にも及ぶ。次が200mm、125mmへと続く。300mmを閉鎖した一番手はキモンダ(Qimonda)であり、2009年のはじめだった。

国別に見ると日本と北米が最も多く、17工場だった。続いて欧州の12工場、韓国の3工場である(図2)。300mmを閉鎖した工場は日本のソニーもその一つ。キモンダの300mm工場を閉鎖したのは米国バージニア州サンズトンにあった工場。100mmファブラインを閉鎖したのは、カナダのDalsa、スロバニアにあったOn Semiconductor、英国のDiodes社である。


図2 地域別のファブ閉鎖 出典:IC Insights

図2 地域別のファブ閉鎖 出典:IC Insights

(2012/02/23)

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