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半導体市場、06〜11年CAGR10.1%予想

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設備投資額も2011年には800億ドル規模に

 世界の半導体市場は、2006年から2011年まで年平均成長率が10.1%と2桁成長となり、2011年には4000億ドル台に達するとの予測が、IC Insights社の2007年版The McClean Reportによって発表された。

 同社推定によると、4000億ドル台には、3000億台に達すると予想される2008年からわずか3年後で達成する見込み。

世界半導体市場予測(大台に達成する年)


 世界的に半導体ブームを迎えた2000年、半導体市場は2000億ドル台に達した。1994年の1000億ドル達成から6年後であった。IC Insights社は、2006年半導体市場は前年比9%増の2,470億ドルになると予想。500億ドルに達した1990年から2006年までの年平均成長率は10.4%と想定されている。この16年は半導体市場が大きく飛躍した時期であるが、今後2006年から2011年までの年平均成長率10.1%と比較して、さほど変わりないことから、半導体産業の伸長は今後も期待が寄せられる。

 こうした半導体産業の今後の伸びへの期待から、装置産業もまた成長が予想される。IC Insights社は2006年の半導体設備投資額を530億ドルと予想している。設備投資額のピークは依然として、2000年の600億ドルであるが、同社では、設備投資は、今後も伸び、2011年には、800億ドル規模に達すると予想している。同年、半導体売上に占める設備投資額の比率は、2006年とほぼ同じ21%となる。


世界半導体設備投資推移

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