中国、世界のR&Dにおけるシェア11%と第三位に
OECDによると、米国の研究開発費用総額は、2004年の世界の研究開発費用の35%と依然としてトップであり、且つ、EU諸国の総額をも上回っている。しかし、1990年代には、米国のシェアが40%であったことを考えると下降傾向にあることは顕著である。
代わって、中国のシェアが伸びている。2004年は11%となり、2位の日本14%に次ぎ3位となって、2位を追い上げている。
研究開発に携わっている研究者の数という観点からは、中国はもう日本を抜いて世界2位である。
右の表は主要7カ国のGDPに対するR&D費用の比率を示したものである。米国は、1990年代は上昇したがその後フラットになっている。他の先進国と比較すると比率そのものは米国は悪くはないが、中国の急成長は注目すべ起点である。