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「半導体市場レポート2017年1月版」を発行

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2017年の半導体市場はどうなるか。セミコンポータルは、半導体市場を世界の動向、経済状況、エレクトロニクス市場などから見て、どこに向かっているかを浮き彫りにし、半導体産業を支える製造装置産業についても予測データを集めた。それをまとめた電子メディア「半導体市場レポート2017年1月版」を発行した。

図 「半導体市場レポート2017年1月版」表紙

図 「半導体市場レポート2017年1月版」表紙


昨年の前半の半導体市場は景気後退期に向かおうとしていた。このため、WSTSの2016年の市場は2.4%減になるという見通しを発表していた。昨年のこの調査でも様々な調査レポートから0〜4%減のどこかに落ち着くとみていた。しかし、2016年後半から急速に回復し、結局、WSTSが発表した2016年の半導体市場は1.1%増という結果だった。

それは半導体産業、特にコンピュータを中心とするIT産業の急速な変化がそのまま半導体市場に反映していることと関係する。コンピュータ市場といってもパソコンではクライアント市場はモバイル系へとシフトしており、デスクトップPCの下落傾向はまだ止まらない。また、企業サーバ市場では、X86アーキテクチャのIAサーバ市場はゆっくりと成長しているものの成長のエンジンではない。IT系では非クラウドからクラウドへの移行が急速に進んでいる。それも使い勝手やセキュリティの点で、プライベートクラウドからパブリッククラウドへとシフトしつつある。

2016年後半にはDRAMの供給を減らし在庫を減らしてきた効果がようやく出てきたことで、価格上昇につながり、DRAMビジネスで利益が出るようになってきた。この結果、コンピュータビジネスが動くようになり、半導体市場が活性化してきつつある。現状の半導体市場はどのようになっているのか。2017年はどの程度の成長を見込むのだろうか。

さまざまな市場調査会社やアナリストに取材し、その答えを求めたのが「半導体市場レポート2017年1月版」である。2017年の短期的な市場見込みだけではなく、2020年に向けて中長期的にどのような市場が見込めるか、といった視点も追加した。これまでと比べて、データ量・情報量を大幅に増やし、今回はA4で30ページ立てとした。

レポートの構成は次の通り:
1.世界情勢が読みにくくなる
2.スマホはまだ成長するが、PCも少しずつ安定に
3.半導体市場は期待が大きい
4.製造装置も好調
5.中長期的な見通し
6.参考資料27点

セミコンポータルは門戸を広く開けており、このレポートは会員以外でも購入できる。申込先はこちら。ただし、会員になれば、この調査レポートには書ききれなかった情報や最新情報を盛り込んだ会員限定セミナー(年に2回開催)、SPIフォーラムにも参加できる(直近では「半導体市場、2017年の1年を津田編集長と共に占う」)。これを機に、会員になられることをお勧めします。

(2017/02/06)

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