ルネサスとTELの決算発表から景気動向を読み取る

直近の半導体市場にはパソコンやスマートフォン、テレビなど民生市場は世界経済の影響をまともに受けて景気後退だが、産業向けや自動車向けはゆっくりとした成長が続いている。このような仮説をもってルネサスエレクトロニクスと東京エレクトロンの決算を見ていたが、この仮説が正しそうなことがわかった。 [→続きを読む]
直近の半導体市場にはパソコンやスマートフォン、テレビなど民生市場は世界経済の影響をまともに受けて景気後退だが、産業向けや自動車向けはゆっくりとした成長が続いている。このような仮説をもってルネサスエレクトロニクスと東京エレクトロンの決算を見ていたが、この仮説が正しそうなことがわかった。 [→続きを読む]
新型コロナウイルスによる累計感染者数は土曜11日午前0時時点、世界全体で6億7254万人に達し、1週間前の朝方から約127万人増と、前週比15万人減である。なお用心を要する中、我が国では来る3月13日から、屋内外問わず個人の判断でのマスク着用要否に向かう運びである。米国Biden大統領の恒例の一般教書演説が行われ、半導体関連の下りへの米国内の歓迎の反応が見られる一方、対中国の半導体輸出規制への関係各国の対応&対策がもろ手を挙げてとはいかない事情があるだけに、様々に引き続いている。昨年後半以降急激に悪化して、半導体バブル崩壊というあらわし方も見られるが、現下の市場状況、および今後の見方について以下注目している。 [→続きを読む]
高耐圧のパワー半導体には、物質特性としてSiよりも絶縁耐圧の高いSiCやGaNの方が有利だ。しかしながらSiCでは1200Vの耐圧を得られるが、高価でなかなか普及しない。GaNの横型HEMTトランジスタは650V程度しか耐圧が得られない。こんな常識がSi、SiC、GaNのパワー半導体でこれまでまかり通っていた。 [→続きを読む]
2023年の世界半導体産業はどうなるか。セミコンポータルは、2023年2月21日13:30〜16:00にSPIマーケットセミナー「世界半導体市場、2023年はどうなるか」をオンラインで開催する。 [→続きを読む]
2022年における半導体シリコン(Si)ウェーハの出荷面積が過去最高の147億1300万平方インチ(MSI)となった。これはSEMIのSMG(Semiconductor Manufacturers Group)が発表したもので、2022年は、2021年の141億6500万MSIから3.9%増と増えた。その売上額も前年の126億ドルから9.5%増加し138億ドルと過去最高を記録した。 [→続きを読む]
猫も杓子もメタバースに注目、と言い張って止まない。直近の半導体マーケットがいささかの低空飛行に入ってきただけに、2023年以降は新たなメタバース市場に期待したいという思いが強まってきたのであろう。実際のところ、メタバースは初めのマーケットとしては、何と言ってもゲーム市場が開花するのである。 [→続きを読む]
2023年1月に最もよく読まれた記事は、「2022年世界半導体ランキングの1位はSamsung、影の1位はTSMC」であった。これは市場調査会社Gartnerが発表した、ファウンドリを除く半導体メーカーのトップテンランキングを掲載した上で、ファウンドリ最大手のTSMCの売上額は、トップのSamsungよりも100億ドル以上高かったことを述べた。つまり影の1位はTSMCであることを示した。 [→続きを読む]
市場調査会社Gartnerは、2022年における世界半導体購入額のトップテンランキングを発表した。これによると1位はApple、2位Samsung、3位Lenovo、4位Dell、5位BBKとなった。トップ10社は2021年と変わらないが、日本企業唯一のソニーは21年の10位から9位へ一つ上がった。中国の携帯メーカー2社と通信機器1社は5〜7位を占めている。 [→続きを読む]
先週、SamsungとSK Hynixの2022年第4四半期における決算が発表された。メモリICを手掛けない欧州勢2社STMicroelectronicsとInfineon Technologiesが車載・産業用向けに20%以上の2桁成長を果たしたことと対照的だ。車載ではEVのシェアが15%以上に達し、EV時代の到来を告げている。パワー半導体の出番が来た。ロジック系ではイビデンが先端パッケージに巨大投資を計画する。 [→続きを読む]
新型コロナウイルスによる累計感染者数は土曜4日朝方時点、世界全体で6億7127万人に達し、前週金曜夕方から約142万人増と、前週比18万人減である。米政権がコロナ非常事態を3年ぶり5月解除としているのに対し、世界保健機関(WHO)はコロナ緊急事態を継続するとしている。米国・Semiconductor Industry Association(SIA)が世界半導体販売高の月次発表、今回は2022年の年間販売高の締めで、$573.5 billionと、これまで最高の昨年を3.2%上回って更新している。2022年後半から急激な景況悪化が続いている中の最高更新である。現下の引き続く市況低迷、および盛り返しに向けた各社それぞれの対策&対応の現時点を以下追っている。 [→続きを読む]