Semiconductor Portal

2021年11月

» 2021年11月

1 | 2 | 3 次のページ »

2021年の世界の半導体市場、60兆円規模に成長;WSTSの最新見通し

2021年の世界の半導体市場、60兆円規模に成長;WSTSの最新見通し

2021年の世界半導体市場は前年比25.6%成長の5529億6100万ドル(約60兆円)になりそうだ、とWSTS(世界半導体市場統計)が発表した。成長率の最も小さい日本市場でさえ19.5%成長としている。2020年から継続して成長し、ワクチン接種で経済活動が再開したためとWSTSは見ている。この予測はWSTS加盟各社の9月までの数字を元に作成された。 [→続きを読む]

世界の半導体ビジネスが活発、台湾では2021年26%成長の17兆円に

世界の半導体ビジネスが活発、台湾では2021年26%成長の17兆円に

世界の半導体企業は相変わらず活発に動いている。台湾では2021年半導体生産額が約17兆円と過去最高に達する見通しとなり、韓国のSamsungはテキサス州に2番目の工場を設立すると発表し、Appleは5Gモデムまでも自主開発する。日本政府の姿勢も変わりつつある。5G通信の投資に2年間の減税措置を盛り込む。 [→続きを読む]

半導体強化に向けた各国の動き:工場建設具体化、連携、行動計画

半導体強化に向けた各国の動き:工場建設具体化、連携、行動計画

新型コロナウイルスによる累計感染者数は金曜26日午前時点、世界全体で2億5991万人に達し、1週間前から約397万人増と、引き続く増加傾向である。ドイツ、韓国から新規感染最多、そして週末にきて南アフリカで最大警戒を要する新たな変異ウイルス、と油断ならない国外の状況である。特に製造面で半導体の強化を図る各国のいろいろな切り口の動きが続いており、目が離せないところである。Samsungが米国に2兆円投資する最先端工場について、Taylor, Texasに立地を選定している。我が国政府は、先端半導体工場に6000億円の予算計上、TSMCの熊本新工場はじめマイクロン、キオクシアなど新増設費用を一部支援するとしている。その他含め、以下注目している。 [→続きを読む]

Samsungのファウンドリ戦略第1弾、米国に第2工場新設

Samsungのファウンドリ戦略第1弾、米国に第2工場新設

Samsung Electronicsが米国テキサス州オースチン郊外のテイラー市に170億ドルをかけて、ファウンドリビジネス用の新工場を建設することを発表したが、同社はオースチンに最初のファウンドリ工場をすでに設置している。同社がこの発表前に明らかにした今後のファウンドリ戦略は日本の半導体工場にとって参考になりそうだ。 [→続きを読む]

FPGAは大規模から中、そして小規模の回路まで需要は大きい

FPGAは大規模から中、そして小規模の回路まで需要は大きい

同じFPGAメーカーでも狙うべき応用によって、半導体への要求と、導入するソフトウエアが全く違う。最近発表のあった3メーカーの新製品が対照的だ。XilinxはハイエンドのHPCやスーパーコンピュータのような高速演算を狙い、Lattice SemiconductorはエッジAIを狙う。国内でもルネサスは、買収したDialogのもつ小規模FPGAビジネスを開始する。 [→続きを読む]

大手OSAT10社の21年第3四半期売上額は31.6%成長

大手OSAT10社の21年第3四半期売上額は31.6%成長

半導体供給不足は後工程でも同様だが、旺盛な需要により大手OSAT10社は各社工夫を凝らし業績を伸ばした。2021年第3四半期におけるOSAT(Outsourced Semiconductor Assembly and Test)トップ10社の合計売上額は、前年同期比31.6%増の88億9000万ドルに達した。これは台湾系の市場調査会社TrendForceが発表したもの。 [→続きを読む]

2021年の世界半導体企業成長率ランキング、4位までがファブレス大手

2021年の世界半導体企業成長率ランキング、4位までがファブレス大手

2021年の世界半導体は空前の伸びを示すことが予想されている。前年からの成長率の上位25社半導体メーカーランキングを市場調査会社のIC Insightsが発表した。これによると、2021年に最も大きな伸びを示すと見込まれるのがAMDの65%成長で、その次がMediaTekの60%成長、第3位がNvidiaの54%成長、4位のQualcomm(51%成長)までが50%以上の伸びを示した(表1)。 [→続きを読む]

先端電池ビジネスが大きく動く、政府が1000億円計上へ

先端電池ビジネスが大きく動く、政府が1000億円計上へ

先週、2021年8〜10月期の決算報告を発表したApplied MaterialsとNvidiaは、共に絶好調だ。会計年度がカレンダー年とは異なるが、この期間における売上額はAMATが61.23億ドル、Nvidiaは71.03億ドルとそれぞれ、前年同期比31%増、50%増となっている。バッテリ技術がEV性能を左右するが、バッテリ関係のビジネスが動いている。 [→続きを読む]

経済安全保障推進に向けた半導体関連、各国・地域での軋轢、動き

経済安全保障推進に向けた半導体関連、各国・地域での軋轢、動き

新型コロナウイルスによる累計感染者数は金曜19日午前時点、世界全体で2億5594万人に達し、6日前から約356万人増と、引き続く増加傾向である。我が国では感染抑制継続の一方、欧州は新規過去最多、米国株式市場に影響を与えている。世界的な半導体の不足が、経済そして国防&国益に関わる危機意識につながって、各国・地域それぞれの経済安全保障推進&確保に向けた軋轢、動きが引き続いている。米国では対中国の警戒そして半導体強化の法案化、我が国では国内生産補助に向けた法整備、英国ではNvidiaによるArmの買収提案への調査延長、韓国では米国新工場立地および中国の工場での波紋、そしてEUでは半導体への支援容認、と以下現時点を追っている。 [→続きを読む]

MediaTek、AIエンジン付き最高級の5GハイエンドSoCをリリース

MediaTek、AIエンジン付き最高級の5GハイエンドSoCをリリース

台湾のファブレス半導体MediaTekは、Qualcommを超えるような次世代5Gスマホ向けのアプリケーションプロセッサチップDimensity 9000を開発、米国時間11月18日(日本時間19日)に発表した。2019年のDimensityシリーズのプレミアム版Dimensity 1000を発表から2年、最上位機種となるこの新製品はTSMCの4nmプロセスで製造したハイエンド版である。 [→続きを読む]

1 | 2 | 3 次のページ »