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2020年7月

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Maxim買収で、DX向け半導体チップのポートフォリオを充実させるADI

Maxim買収で、DX向け半導体チップのポートフォリオを充実させるADI

半導体産業の再編が盛り上がってきそうだ。アナログ半導体で世界第2位のAnalog Devices(ADI)がアナログのMaxim Integratedを買収すると発表した。両社の合併により単純計算で82億ドルの売り上げ規模になると共に、企業価値は680億ドル(7兆円強)になる。共に営業利益率が30%を超える超優良企業。 [→続きを読む]

コロナ禍での通信量の増大を裏付けたEricsson Mobility Report

コロナ禍での通信量の増大を裏付けたEricsson Mobility Report

新型コロナウイルスによって生活や仕事の形態が変わった。通信技術は人々に大きく貢献し、回答したスマートフォン利用者の83%が、ICTは大きく役に立ち、中でもオンライン教育に利用した、と答えている(図1)。6月発行のEricsson Mobility Reportが伝えた最新のモバイル通信事情だが、今年末には1万9000名の5G加入者を見込んでいる。 [→続きを読む]

サプライチェーンの再構築が始まった

サプライチェーンの再構築が始まった

政治の圧力でサプライチェーンが大きく変わってきているが、再構築していく動きも見え始めた。SEMIは、偽造品排除のルール作りに乗り出す。そして、自由貿易を管理貿易に変えた日韓の1年の総括、中国の半導体自主開発の掛け声、EUV時代の周辺装置開発など、サプライチェーンの再構築が始まっている。 [→続きを読む]

米中摩擦の引き続く波紋:分断/断絶、資金調達、製造/出荷

米中摩擦の引き続く波紋:分断/断絶、資金調達、製造/出荷

新型コロナウイルスによる累計感染者数は金曜10日昼前時点、世界全体で1210万人を超え、9日集計分で過去最多となる一方、米国は一部の州で増加が続き、インドや南アフリカなど新興国では1日あたりの記録を更新している状況である。半導体関連のいろいろな切り口で継続する米中摩擦の波紋が一層色濃くなっている。中国の市場の大きさはともかく、最先端半導体fabはじめ米国半導体のリーダーシップを重ねて強調する米国はまた、Huaweiなどへの圧力をさらに加えるとともに、先端製造装置に加えて今度はEDAツールの遮断を図ろうとしている。中国の方は、半導体の自立化に向けて国家ファンド主導の資金注入の動きが活発化、米中ブロック化が進む一途である。 [→続きを読む]

特集コロナ戦争(13):コロナ後の世界を生きる指針の紹介

特集コロナ戦争(13):コロナ後の世界を生きる指針の紹介

新型コロナウィルスに関する報道はかなり減ってきた。これまでの間にさまざまなことがわかってきたからである。以前と同じ様式ではまたコロナが拡大してしまうため、マスクや物理的に人と離れるなどの対策をとることを前提で仕事に取り組む。また半導体・ITは特需ともいえるほどクラウド需要が高い。最新の動きを紹介する。(セミコンポータル編集室)

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5G通信の正しい姿を知る絶好の機会を提供

5G通信の正しい姿を知る絶好の機会を提供

SPIフォーラム「第2世代に突入した5Gテクノロジー」をウェビナー形式で7月29日(水)に開催する。開催理由は、5Gに関して、誤った情報が氾濫しているからだ。欧州では、「5G電波が新型コロナを巻き散らかしている」といったデマが飛び、実際に5G基地局が放火された、という事件が起きた。国内では、「日本は5Gで周回遅れ」や「2時間の映画を3秒でダウンロードできる」、「5Gで負けたから6Gで先行しよう」といった誤解に満ちた情報が飛び交っている。 [→続きを読む]

日立製作所、幸せの可視化アプリ提供の新会社を設立する

日立製作所、幸せの可視化アプリ提供の新会社を設立する

日立製作所は、20年ほど前から中央研究所で人間の幸福度を測る研究を重ねてきたが、7月20日に、その事業会社として、株式会社ハピネスプラネットを設立する。幸せの可視化で新たな産業創出を目指すとしている。その第1弾として、企業の社員の幸福度を見える化したアプリを提供する。 [→続きを読む]

オランダHolst Centreが大面積フレキシブル基板向けALD技術を公開

オランダHolst Centreが大面積フレキシブル基板向けALD技術を公開

ALD(原子層デポジション)技術を大気中で、しかもロール2ロール方式の連続量産ラインで使える技術Spatial ALDをオランダの研究機関であるHolst Centreが明らかにした。ALDは原子1層ずつ堆積する技術であるため、これまでは表面吸着を利用して1層ずつ堆積するため処理時間が長かった。この常識を打ち破るフレキシブルエレクトロニクス向けの新技術で、装置も作っている(図1)。 [→続きを読む]

半導体製造装置業界、超強気の2020年業績予想〜TELは純利益11%増見込む

半導体製造装置業界、超強気の2020年業績予想〜TELは純利益11%増見込む

半導体製造装置業界は、5G高速移行およびテレワーク拡大などを背景に、一気に拡大するデータセンター投資に大きな期待を寄せている。2020年のデータセンター投資については、どんなに少なくても12兆円は投入されると予想されているが、このうち約40%が半導体分野に充てられるため、コロナで苦しむ世界情勢の中にあってまさに干天の慈雨が降り注いでいるのだと言えるだろう。 [→続きを読む]

キオクシアが積極策に出る、台湾からSSD事業買収完了、Splinter氏を招聘

キオクシアが積極策に出る、台湾からSSD事業買収完了、Splinter氏を招聘

キオクシアが積極的に進み始めた。6月30日に台湾Lite-OnのSSD事業の買収を終え、同時に元Applied Materialsの社長・CEO・会長を長年務めたMike Splinter氏を取締役に迎えた。世界半導体工場はさほど稼働率が落ちず、この第3四半期も88.8%の高い稼働率になる見通しを日本経済新聞が報じた。新型コロナは半導体にとって逆風ばかりではない。 [→続きを読む]

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