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2019年6月

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米中摩擦の渦中、Huawei取引禁止を巡るスタンスおよびインパクト

米中摩擦の渦中、Huawei取引禁止を巡るスタンスおよびインパクト

互いに譲らず、今月内の米中首脳会談が実現しなければ全輸入品に関税を課す「第4弾」を直ちに実施と中国に迫って、先行きの道筋が見えてこない米中摩擦の現時点。米国の事実上の輸出禁止規制に基づく措置の標的となっている中国の通信機器大手、Huawei(華為技術)を巡って、米国に従って出荷停止など取引を中断する動きが依然広がっている一方、Appleが機器生産を委託するFoxconnが生産について中国からの移転を図るなど波及するインパクトの様相を呈している。米国の度を増していく圧力と中国が自立化を図る動きには埋められない乖離があるだけに、落としどころに予断を許さないところがある。 [→続きを読む]

5GとLPWAで賑わったワイヤレスジャパン

5GとLPWAで賑わったワイヤレスジャパン

5月下旬に東京ビッグサイトで開かれたワイヤレスジャパンでは、5Gで何ができるというデモや、LPWA(低電力広域)のようなIoT専用通信ネットワークで賑わった。5Gでは映像を瞬時に送受信し、しかもクルマを使った例が多い。LPWAは遅いデータレートながらIoT専用の通信として着実に進みつつある。 [→続きを読む]

Western Digitalがクルマのストレージ市場に大きな自信

Western Digitalがクルマのストレージ市場に大きな自信

東芝の四日市工場でコラボレーションしているWestern DigitalがNANDフラッシュのクルマ応用に力を入れている。昨年のクルマ関係の展示会でも、温度規格を満たす信頼性試験データなどを公開してきた。WDがなぜ3D-NAND方式でも車載に使えるメモリを実現できたのか、その理由を同社Automotive & Connected Solution部門製品マーケティングマネージャーのRussell Ruben氏(図1)が明らかにした。 [→続きを読む]

Micronが広島工場に数十億ドルを投資する理由

Micronが広島工場に数十億ドルを投資する理由

世界の半導体企業の中で2018年第4位になったMicron TechnologyがDRAMの生産量を増強する。広島工場(旧エルピーダメモリ)に新たな投資を行い、工場の拡張を進めているが、このほど拡張された新棟と、これから着手する建屋について明らかにした。Micronはこれから広島工場への投資と人員採用を継続していくことをコミットしている。 [→続きを読む]

4月の世界半導体販売高、前年比14.6%減、のしかかる米中摩擦

4月の世界半導体販売高、前年比14.6%減、のしかかる米中摩擦

米国・Semiconductor Industry Association(SIA)より月次世界半導体販売高が発表され、この4月について$32.1 billionとほぼ2年前の水準、前年同月比14.6%減、前月比0.4%減となっている。昨年10月の$41.8 billionをピークに年末年始急降下、この2月から$32 billion台での漸減という推移である。米中摩擦の応酬がいろいろな切り口で大きな波紋を日々生み出している状況下では、むべなるかなというところ。恒例のWorld Semiconductor Trade Statistics(WSTS)春季予測は、販売高が2019年12.1%減、そして2020年5.4%増とみているが、のしかかる米中摩擦でこれくらいのインパクトで済むかどうか、推移如何の気もたせが続くここ当分である。 [→続きを読む]

データセンター向け大電力電源モジュールにまい進するVicor

データセンター向け大電力電源モジュールにまい進するVicor

データセンターのコンピュータに使う電源は数10kWといったハイパワーの電源が求められている。データセンターの建物には380Vが供給され、コンピュータラック電源は48V、コンピュータには12Vに落とす。IntelのXeon プロセッサのような超高集積CPUには1V程度と低いが電流は高い、という特長がある。この市場で勝負をかけるVicor社にニッチ企業の生き方がある。同社Corporate VPのRobert Gendron氏(図1)に聞いた。 [→続きを読む]

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