セミコンポータル
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2010年7月

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先週はまず、7月13日付けの日本経済新聞において、半導体ICの供給不足のため日産自動車が4工場で3日間生産停止を余儀なくされる、というニュースから始まった。さらに14日にはテキサス・インスツルメンツ(TI)が会津若松にあるスパンション・ジャパンの工場を買収、15日にはオン・セミコンダクターが三洋半導体を買収するというニュースがあふれた。 [→続きを読む]
半導体市場の活況が、一般紙経済面を賑わせている。新興国の需要およびスマートフォン(多機能携帯電話)が大きく引っ張っている、としているが、その凄まじさを反映しているということか、市場関係者の予想がなかなか当たらない現状のようである。インテル社の直近四半期の業績発表、日産自動車の生産ラインが停止する事態が、それを特に感じさせている。 [→続きを読む]
自然エネルギーを利用する電池の要らない無線回路を特長とするエネルギーハーベスティングの標準化団体である欧州エンオーシャンアライアンス(EnOcean Alliance)が日本市場で積極的に活動し始めた。電池を使わないワイヤレスのリモコンや自動的にビルの伝統を点滅消去するセンサー装置などを開発したドイツのエンオーシャン社がワイヤレスジャパン2010で開発キットを展示した。 [→続きを読む]
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iPadやiPhoneなどの普及によってインターネットを通るデータのトラフィック量はあまりにも膨大になり、米AT&Tが2010年6月にiPhoneの定額制を廃止したことは記憶に新しい。通信キャリヤにとって頭の痛いトラフィックの増加を、日本の3大キャリヤがそれぞれ独自の方法で対処する。ワイヤレスジャパン2010の基調講演において、各社の経営陣が講演した。 [→続きを読む]
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アンドリュー・グローブ氏。言わずと知れた、インテルのCEOを務め、産業界に何か前向きの提案をしてきたスマートガイ(賢人)である。古くは、私が半導体エンジニアになりたての頃、勉強させていただいた教科書「Physics and Technology of Semiconductor Devices」の著者でもあり、そのおよそ20年後「偏執狂だけが生き残る」というビジネス書をインテル時代に書いた産業人である。 [→続きを読む]
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米市場調査会社のアイサプライ(iSuppli)は、2010年におけるシリコンファウンドリ専門の産業全体の売り上げは、当初予測を上回る対前年比42.3%増の298億ドルに達するという見通しを発表した。当初発表していた数字は39.5%増。半導体産業全体の伸びが30%前後とみられているため、それよりも高い伸びを示している。 [→続きを読む]
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システム的な考え方が日本の半導体メーカーには欠けている、というご意見をいただくことがある。半導体メーカーには部品メーカーとしての意識がまだ強く残っており、これでSoCビジネスを行うのには無理がある、との指摘である。 [→続きを読む]
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先週のビッグニュースは、ルネサスエレクトロニクスがノキアのワイヤレスモデム部門を買収するという発表モノだった。日本経済新聞の7月7日朝刊には赤尾社長とのインタビュー記事も掲載された。なぜ記者会見を開かなかったのか。そのインパクトの大きさを会社(あるいは広報部門)が認識していなかったのかもしれない。 [→続きを読む]
米SIAから発表の5月世界半導体販売高は、このところの勢いを維持して単月の最高を更新し、今年年間で$300 billionの大台に近づいていくペースとなっている様相である。昨年後半より経済不況からだんだんと盛り返してきており、前年比の数値で見るとこれから先の伸びで回復の真骨頂が問われていく、ということと思う。今回のいつもの≪市場実態PickUp≫のコーナーは、前Intel chief、Andy Grove氏の記事に絞って注目している。 [→続きを読む]
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2010年の半導体およびFPD製造装置の販売額は、1兆6077億円になりそう、という見通しを日本半導体製造装置協会(SEAJ)が発表した。同時に2011年、2012年までの販売見通しも発表し、2012年には1兆8660億円と予測した。 [→続きを読む]

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