2009年2月
若さに溢れた新しいエネルギーをどう取り入れていくか、どの分野でも本当に重要なテーマであると思う。若い世代が熱中、集中するような魅力づくりを如何に行うか、まさに今後の盛衰、成否を決することと、今回頭の中を駆け巡るメインテーマになっている。
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ドイツのインフィニオンテクノロジーズ社は、セイコーエプソンと共同で、入力感度が-165dBmと極めて微弱な電波を受信、位置を特定できるシングルチップのGPSレシーバーを開発した。インフィニオンの得意なローノイズRF技術と、エプソンの得意な4つのGPS衛星からの位置計算アルゴリズムを組み合わせた、理想的なWin-Winの共同開発といえる。
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セミコンポータル会員がどの記事を好んで読んでいるか、ページビューの多さに基づくトップ5ランキングがまとまった。新年早々、世界経済危機の真っただ中にあって極めて象徴的な事件であった、キマンダの経営破たん申請の記事「ニュース解説:キマンダが破産手続きを申請、エルピーダへの影響とDRAMビジネスの今後を占う」が先月のトップであった。
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三菱電機情報技術総合研究所は、産業用機器のグラフィカルユーザーインターフェース(GUI)に使う小型高速のグラフィックスIPコア2種類を開発した。一つはアウトラインフォントに替わる新しい文字フォントをサポートするIP、製品名Saffronで、もう一つはGUIでアイコンやグラフィックスパーツを選択すると即座に変換されるというIPである。これは製品名Sesamicroと呼んでいる。
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先週も各社の決算発表が続く中、半導体産業にとって最大の関心事はエルピーダメモリの行方だろう。2月7日の日本経済新聞では、2月6日に行われたエルピーダメモリの決算発表と坂本幸雄代表取締役社長のコメントを元に、資本増強について解説している。2月6日夜のテレビ東京の「ワールドビジネスサテライト」でも坂本社長のコメントが生のまま伝えられており、ここで少し整理してみたい。
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米SIAから昨年12月の世界半導体販売高が発表され、2008年間のデータが見えてきている。年々増加のここ数年のプラス一途の基調が現下の世界的な経済危機に激しく揺さぶられて、前年比2.8%の減少となっている。一方、日々報道されているように、人員削減、工場統廃合の動きが加速されている。各国・地域の経済対策とともに、今後デバイス業界でも市場ニーズがあって伸ばしていくものの見る目、取り組み方がますます問われていると感じる状況である。
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米アナログ・デバイセズ社(ADI)は、日本市場でも民生から産業用へのシフトに力を入れる、と同社日本法人の代表取締役社長である馬渡修氏は述べた。ADIはもともと産業に強いアナログICメーカー。2008年度(2008年10月末期)における市場別売り上げでは、全世界的には産業用が49%と約半分を占め、残り通信用が25%、民生が21%、コンピュータが5%となっている。国内では民生向けが60%と断然強く、産業用は24%しかない。このため民生比率を50%程度に落とすため産業用や通信用をもっと増やしていく。
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米国EDAベンチャーのReal Intent社は、先月末にパシフィコ横浜で行われたEDS Fairにおいて、論理設計の検証作業を楽にするツールAscentと、複数のクロックが引き起こすCDC(clock domain crossing)問題を解決するツールMeridianをデモした。一般に、論理LSI設計では、HDLというLSI設計用言語で論理を記述したRTLコードを書き終えると、そのコードに間違いがないかを検証する。検証を終えたら論理合成ツールにより回路を生成する。それを配置配線に落とし、シミュレーションで確認する。
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