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IntelがMusk氏のテラファブ構想に参加を表明、Samsungがテイラー工場への装置搬入を開始

本日の世界のNewsは2本選びました。一つはIntelがMusk氏のテラファブ構想に参加を表明、もう1本はSamsungのテキサス州テイラー工場に装置搬入開始、です。Intelの大赤字の元である製造部門が製品部門から独立してテラファブ工場を建設・運用することへの期待が高まります。もう一つは、遅れていたSamsungのテイラー工場が装置搬入でこれから動き出します。

Intelの製品部門はほぼ黒字なのに対して製造部門は大きな赤字を垂れ流しています。赤字の主因は、他社からの注文が取れないからです。ファウンドリ製造ラインは立派でもIntel製品部門以外の企業からの注文が多数なければファウンドリは成り立ちません。今や官僚的になった組織を何とか打開しようと懸命に探っているTan CEOは、完全独立を果たすチャンスだと捉えているようです。

IntelがElon Musk氏のテラファブ構想に参加を表明
Intel Pairs Up With Elon Musk on the Grand “TeraFab” Project, Which Plans to Produce Chips at a Volume 全文:Significantly Larger Than Any Other Foundry, WCCFTECH

Samsungが新しくテキサス州に工場を建設することを表明し2022年に着工してから工場稼働はもう2年も遅れています。2024年に生産開始を予定していましたが、4月になりようやくEUVリソグラフィなどの装置が搬入されました。23年〜24年はSamsungのメモリの主役であったPC/スマートフォン市場が回復せず、しかもAIで出遅れたため24〜25年前半まで苦しい思いをしていました。AIのHBM需要に追いつき、十分な利益を確保できるようになったため、装置搬入に踏み切ったようです。

Samsungのテキサス州テイラー市の新ファブにEUV装置搬入開始
全文:Inside Samsung Electronics' Taylor, Texas Semiconductor Fab, Manufacturing Digital

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