欧州NanoICがA14プロセス向けPDKを用意、など4本
今日のニュースは4本紹介します。欧州の2nm以降の微細プロセス開発コンソーシアムNanoIC(参考資料1)がPDKを提供、NvidiaがTSMCに生産量倍増を要求、Appleは2nmの新プロセスN2PをM6チップに求めない、量子コンピュータのIonQが米国ファウンドリSkywaterを買収、の4本です。いずれも日本の競合や産業界が注目すべき記事となっています。
NanoICはImecが中心となって設立された研究開発のコンソーシアムですが、早くも2nmプロセスの次の14AプロセスのPDK(プロセス開発キット)を提供します。このPDKに沿ってICを設計すれば所望に近い性能、機能が得られます。
欧州の研究開発コンソーシアムNanoIC、早くも2nmプロセスの次のA14プロセス向けPDKを提供
全文:NanoIC Extends its PDK Portfolio with First A14 Logic and eDRAM Memory PDK, Semiconductor Digest
TSMCの先端ファウンドリラインが密集しているようです。NvidiaはAIチップの生産量倍増を望んでいますが、Appleは次のMacパソコン向けのSoCチップ「M6」の生産には2nmプロセスの高性能版N2Pプロセスではなく、N2プロセスを使う予定です。もはやコスト的にN2Pプロセスは受け入れられないからです。
NvidiaがTSMCへAIチップの生産量倍増を要求
全文:Nvidia’s Jensen Huang urges TSMC to expand capacity amid AI chip crunch, Mobile World Live
Appleが新型SoCのM6チップに2nmプロセスの改良高速版N2PプロセスではなくN2を使う理由は?
全文:Apple’s M6 Not Moving To TSMC’s Newer 2nm N2P Process, As Company Likely Wants To Focus On Architectural Upgrades Than Newer Manufacturing Processes, WCCTECH
量子コンピュータのチップを開発するIonQが米国のファウンドリSkywaterを18億ドルで買収する提案を行っています。IonQは量子コンピュータのシステムに仕上げますが、その量子チップは今の所ジョセフソン接合の利用が多く、半導体プロセス技術が必要なためです。ただ、Skywaterは現状のMEMSや工業用IoT向けICなどの顧客向けは継続するようです。
量子コンピュータのIonQが米国ファウンドリ企業Skywaterを買収
全文:IonQ buys SkyWater, pledges to support existing clients, Fierce Sensors
参考資料
1. 服部毅、「欧州勢が結集して2nm超試作ラインを構築する欧州半導体産業活性化戦略が始動」、セミコンポータル、(2025/07/15)




