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MEMS製品の世界市場は2011年に720億ドルの規模に

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 SEMICON West開催に合わせて、SEMIとフランスの市場調査会社のYole Developpementから、世界のMEMS(micro-electromechanical system)市場の将来見通しについて発表があった。

 この共同のレポート、Global MEMS/Microsystems Markets and OpportunitiesによるとMEMSを使った製品の市場規模は2006年の400億米ドルから720億ドルに成長するという。これまでの自動車のエアバッグ装置や米Texas Instruments社が開発したデジタルミラーデバイス装置、インクジェットカートリッジなどの市場は成長し続けると同時に、マイクロ燃料電池やマイクロモーター、自然のエネルギーを利用するエネルギーハーベスト・デバイスなどの新しい市場の開けてくると見ている。

 これに伴い、MEMSデバイスそのものの市場もふくらみ、2006年の59億ドルから2011年には108億ドルに成長するとしている。平均年率成長率は13%に及ぶ。MEMS技術を利用したデバイスには、エアバッグ用の加速度センサー、体重計やHDD保護用などの加速度センサー、ゲーム機やデジカメの手振れ防止装置などに使われるジャイロセンサー、超薄型携帯電話用のマイクロフォン、流体の速度や流量を測るマイクロ流量計など、がある。

 MEMSを作るための材料と製造装置の市場は、2006年の10億ドルから2011年には18億ドルに成長する。製造装置の成長率は9%だが、材料の成長率は13%に及ぶ。

MEMS市場

 MEMSデバイスの需要が増えるのに従い、200mmウェーハ化への移行が進み、エッチング装置やボンディング装置などへの需要も増えていくと見ている。

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