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Siウェーハ面積、ほぼ目いっぱいの状況続く

2022年第2四半期におけるSiウェーハ出荷面積が前四半期比0.68%増とほぼ横ばいの37億400万平方インチであるとSEMIが発表した。Siウェーハ面積は、厳密には歩留まりに左右される面はあるが、それがほぼ一定だとすると半導体チップの数量を表す指標となっている。2021年第3四半期から37億平方インチ前後で推移している。

図1 Siウェーハの出荷面積の推移(単位は百万平方インチ)

図1 Siウェーハの出荷面積の推移(単位は百万平方インチ)


このことはSi半導体製品の出荷量がほぼ一定で稼働率がほぼいっぱいというこれまでの情報と相違はなさそうだ。少なくとも第2四半期までは、半導体メーカーの業績は好調で工場の稼働率は90%を超え続けているようで、生産能力を拡張する新工場ができるまでは目いっぱいの状況が続いてきた。このためウェーハ面積も微増ながら増加し続けている。

ただ、半導体チップの出荷数量の多いスマートフォンやパソコン向けのメモリやプロセッサは、在庫調整のため出荷数量が今後これまでよりも減少することが予想され、第3四半期には出荷面積は第2四半期よりも減少することが予想される。これまでのところ、第2四半期までの半導体各社の業績は絶好調だが、第3四半期の見通しは在庫調整でこれまでよりも少し下がる可能性はある。その一方で、数量は民生向けほど出ないものの産業向けは半導体不足がいまだに続いている。

参考資料
1. 「シリコンウェーハ面積の頭打ちの傾向だが、半導体製品販売額は上昇続く」、セミコンポータル (2022/05/10)

(2022/07/29)
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