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特殊用途ディスプレイ、2010年には2005年のほぼ倍増予想

グラフィックアーツ、PACSに期待

 医療用、高品質写真製版用、ならびにCAD/CAM/CAEやグラフィック用途に代表される、特別用途向けディスプレイ市場が、2010年には2005年の倍増近くになるとの見通しがiSupply社から発表された。2005年の特別用途向けディスプレイの出荷量は227万台となったが、2010年には427万台と、88%増となる見通し。

特殊用途ディスプレイの出荷量予測


 特殊用途ディスプレイは、主流の汎用ディスプレイと異なり、高性能のため高価格帯にある。汎用ディスプレイが価格によって購買要因であるのに対して、特殊用途ディスプレイは機能性が購買決定要因となる。平均価格を比較すると、2006年のASPは汎用ディスプレイが217米ドルに対して、特殊用途ディスプレイは1,464米ドルと6.7倍となるものと見られている。
 特殊用途ディスプレイの中でも急伸張が見込まれる分野は、医療における画像保存通信システム(PACS: Picture Archive Communication Systems)。PACSはデジタルイメージをコンピュータネットワーク上に転送し、医療関係者がどこにいてもディスプレイ上で確認できるというもの。PACS用途ディスプレイは、平均成長率20.8%が見込まれ、2005年の出荷台数の54,992台から2010年には141,372台へと増加することが予想されている。
 現在、北米がPACSの最大市場となっており、これは2010年までも続くと見られている。しかし、PACSは他の地域、特に、日本、欧州、中東、アフリカなどでも急増するものと見られている。
 また、台数ベースで最大の伸びが期待されるのが、グラフィックアーツ用途ディスプレイで、2005年の170万台から、2010年には330万台と、ほぼ倍増が予想されている。

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