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半導体製造装置は日本製、北米製とも順調に回復

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2020年4月における日本製、北米製の半導体製造装置販売額は共に前月比でプラス成長となった。日本製は前月比5.5%増の2081億2600万円、前年同月比16.4%増。北米製はそれぞれ2.2%増、17.2%増の22億6190万ドルと好調を示している。

図1 日本製および北米製の半導体製造装置販売額の推移

図1 日本製および北米製の半導体製造装置販売額の推移


特に、4月の日本製半導体製造装置は、メモリバブルだった2017年のどの月よりも高く、2000億円超えが続出したバブル絶頂期の2018年に次ぐ2081億円となった。メモリの比重の大きな日本製は、バブル期に近づいたと言えそうだ。

北米製の半導体製造装置の販売額はバブルピーク値の2018年5月に記録した27億ドルには及ばないものの、安定した20億ドル超えを続けている。ロジックに強い米国製半導体製造装置は、GlobalFoundriesの微細化拠点がニューヨーク州アルバニーから去った後でもそれほど大きな影響が出ていないようだ。

これらの販売額は全て3カ月の移動平均値で表されているため、前月増という数字は単月でも伸びたことを示している。製造装置に関する限り、新型コロナウイルスの影響は4月時点では出ていないと言えそうだ。

(2020/05/27)

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