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半導体製造装置市場、日本・北米とも好調を維持

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2020年3月における半導体製造装置は、日本製・北米製とも前年同月比でそれぞれ4.8%増、20.1%増、とプラス成長だった。これらの販売額はそろそろ新型コロナウイルスの影響が出始める3月ではあるが、まだ、それほど悪い影響は表れていない。

図1 日本製および北米製半導体製造装置の販売額の推移

図1 日本製および北米製半導体製造装置の販売額の推移


半導体製造のサプライチェーンでは、3月に半導体工場の一部が止まっていたが、特に後工程の工場のあるマレーシア政府が半導体産業を「Essential Business(なくてはならない事業)」であると認定したため、生産を再開した。この停止期間は設備投資に関してさほど大きな影響を与えていないようだ。

SEMI、SEAJとも3月の数字と言っても3カ月の移動平均値、すなわち、1月、2月、3月の平均値であるため、過去に引きずられた数字だと言える。3月単独の数字は両者とも発表していない。ただ、半導体製造装置は、3月、6月、9月、12月というそれぞれの四半期の最後の月にピークを迎えるという一般的な傾向がある。このため3月単体は前月比でプラスになることが多い。前月よりも上向いている日本製半導体製造装置がプラス成長を後押ししているが、米国のSEMIは前月比2.6%減となっており、これが新型コロナの影響なのかどうか、まだわからない。

おそらく半導体製造装置のような設備投資ビジネスは、CAPEXのタイミングとキャッシュフローと融資先との関係などから、好況が来るからと言ってすぐに反応する訳ではないはずだ。投資金額そのものよりも株主の期待を示す株価の方が好不況の反応は早い。

半導体の行く先を示すフィラデルフィア半導体指数(SOX指数)をこの1週間で見る限り、大きな変化はまだ見られない。わずかではあるが上昇傾向にある。

参考資料
1. 2月までは半導体製造装置産業は完全回復、コロナウィルスの影響がこれから (2020/03/24)

(2020/04/28)

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