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6月の半導体製造装置販売額、日本製は再び急落、北米製は安定

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6月における日米の半導体製造装置の売り上げは、共に低下しており、日本は前年同期比23.1%減、前期比22.2%減の1376億3900万円と大きく落とした。米国は、前年同期比では19%減だが、前期比では2.5%減の20億1270万ドルにとどまっている。それぞれSEAJ(日本半導体製造装置協会)とSEMIが発表した。共に3カ月の移動平均値。

図1 日本製・北米製半導体製造装置の販売額

図1 日本製・北米製半導体製造装置の販売額


SEMI会長兼CEOのAjit Manocha氏は、「6月の販売額は弱含みだったが、第2四半期の販売額は第1四半期のそれよりも多く、強さを感じる」とコメントしている。確かに日本製の製造装置は大きく落ちたが、米国製は安定期に入ったように見える。

日本製製造装置の販売額は、2014年〜2015年の前回の好況期では1200〜1400億円で推移していたが、今回の落ち込みでさえ、この時並みの販売額になっている。これ以上落ち込まずに7月における数字が良くなれば、安定期に入ったと言えそうだ。

ただし、日韓貿易問題が始まったため、この先どうなるか不明だが、今のところは大きな影響はまだ出ていない。EUV用フォトレジストとフッ化水素、フッ化ポリイミドの内、EUV用レジストはSamsungのファウンドリ事業に影響が出そうだが、メモリにはほとんど関係ない。またフッ化水素は韓国でも製造していると言われているため(参考資料1)、それほど深刻な影響は出ないようだ。また、高温で使えるフッ化ポリイミドは、半導体製造工程ではほとんど使われていないが、SamsungやLG Displayが得意な有機ELディスプレイに使われているという。今のところ日韓貿易問題は、それほど大きな影響は出ないだろうという見方が有力である。


参考資料
1. 中央日報「日本の輸出規制の核心材料企業、ほとんどの生産工場は韓国に」 (209/07/18)
2. 半導体製造装置市場が安定期に (2019/06/27)

(2019/07/31)

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