セミコンポータル
半導体・FPD・液晶・製造装置・材料・設計のポータルサイト

今年半導体装置市場18.1%減の341.2億ドルに、09年は13.1%増の386億ドル

|

2008年、世界半導体製造装置市場は前年の427.7億ドルから18.1%減の341.2億ドルになるとの予測がセミコン・ウエストで行われた記者会見でSEMIから2008年中期予測として発表された。2009年には、13.1%増とリバウンドし、386.2億ドルに、さらに2010年には6.3%増の410.4億ドルと2007年水準になるとの見通しである。

SEMIの2008年中期予測は、半導体メーカーの設備投資発表数値と、現時点での受注・出荷状況(B/Bレシオ)ならびに会員企業から予測を基に分析された数値である。
地域別に見ると、2008年は増加が予測されているのは中国市場のみであり、その他は台湾の36.6%減を最大に、すべてマイナス成長となる。中国市場は2010年まで順調に推移し、2009年には23.4%増,2010年は10%増と世界平均を上回る伸びが予測される。


2008年中期 半導体製造装置市場地域別予測


2007年106.5億ドルと、最大の市場となった台湾は、2008年は36.6%減の67.5億ドルになるものの、2009年には52.9%増と再び大きく跳ね上がり103.2億ドルになるものと予測される。
二位の日本は、2007年93.1億ドルから、2008年は15.4%減の78.8億ドル、2009年は3.7%増の81.7億ドル、2010年は4.3%増の85.2億ドルとなる見込み。
2008年13.4%減と見込まれる北米市場は、2009年以降、ほかの市場がプラスに転じると予想される中で、唯一マイナス成長が見込まれ、2009年は22.0%減、2010年は1.6%減が予想されている。
2009年に装置市場は回復すると見込まれるが、市場によって大きな開きがあることが注目される。


2008年中期 半導体製造装置市場地域別伸び率予測


分野別予測では、前工程装置が2008年は20.5%減の254.1億ドルとなる見込み。テスト装置もほぼ同じ減少幅20.2%減の50.6億ドルが見込まれている。後工程装置市場は比較的落ち幅が少なく14.1%減の28.4億ドルとなる見込み。工場設備が含まれるその他は23.6%減の29.2億ドルとなる。


2008年中期 半導体製造装置市場種別予測


2008年中期 半導体製造装置市場種別伸び率予測

月別アーカイブ