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2018年の世界半導体市場は12.4%成長とWSTSが予測

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WSTS(世界半導体市場統計)が2017年度の実績と2018年、2019年の予測を発表した。これによると、2018年における世界の半導体は12.4%増の4634億1200万ドルと予測し、2019年にさらに4.4%増の4837億1900万ドルになるとした。

図1 世界半導体市場の予測 出典:WSTS


2018年に12.4%の伸びをけん引する製品はやはりIC(集積回路)であり、13.8%の伸びを予測する。IC以外ではディスクリート半導体が9%成長、さらにセンサが5.9%成長、光エレクトロニクスが3.4%成長とみている。ここでセンサとはMEMSを使った機械・化学・物理センサを指し、光エレクトロニクスはイメージセンサやLED、レーザーなどの発光・受光デバイスを指す。


図2 製品別IC市場の予測 出典:WSTS


ICの中で最も大きな伸びを示す製品は2017年と同様、26.5%増のメモリである(図2)。メモリに引きずられて、アナログが9.5%増、ロジックが7.1%増、マイクロが3.5%となっている。ここでそれぞれ製品別の定義だが、アナログはそのままだが、マイクロにはマイクロプロセッサとマイクロコントローラが入る。しかし、スマートフォンのアプリケーションプロセッサはロジックに分類されている。

2019年にはさすがにメモリバブルははじけて4.4%成長という堅実な成長に戻るとしている。実際NANDフラッシュは価格が下がり始めている。半年で20%程度下がっているが、メモリ製品としては従来通りの健全な値下がり傾向で、これによって需要が膨らむようになる。ただ、DRAMはまだ値下がりしておらず、ようやく上げ止まる傾向が見えてきた段階だ。このため、今年もメモリの値上がりの影響が大きく、半導体全体として2桁成長を続けることになりそうだ。ただ、年末には間違いなく、今よりは値下がりになっているはずで、来年の半導体全体の伸びは10%を切ることは納得できる。

(2018/06/07)

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