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DRAMの11年3Q市場シェア、エルピーダはかろうじて3位にとどまる

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2011年第3四半期(3Q)におけるDRAMの世界市場シェアを、シンガポールベースの市場調査会社であるDRAMeXchangeが発表した。これによると、これまでトップの韓国サムスンはさらにシェアを拡大、44.8%となった。今期はDRAM世界市場全体で前四半期比19.4%減の65億6600万ドルだった。

表1 DRAMの上位8社 出典:DRAMeXchange

表1 DRAMの上位8社 出典:DRAMeXchange


この落ち込みよりも傷が浅かったのがサムスンで、12.8%減に留まり、他社の落ち込みが大きかったために結果的にシェアを伸ばした格好になった。以下、2位ハイニックス、3位エルピーダメモリ、4位マイクロンと順位は変わらないが、エルピーダとマイクロンの差が4700万ドルまで縮まった。

サムスンは35nmプロセスの製品比率を30%以上に上げると共に、サーバー用とモバイルDRAMへ振り分けることで落ち込みを減らすことができたという。前期比でASP(平均単価)は15%減少したが、ビット容量を7%成長させ、サムスンは第3四半期の経常利益率20%を確保している。

(2011/11/10)

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