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スマートフォンは2011年に55%増の4億7200万台に成長とIDCが予測

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世界のスマートフォンは台数ベースで2011年に前年比55%増の4億7200万台に成長するという予測を米市場調査会社のIDCが発表した。さらに今から4年後の2015年には9億8200万台に倍増すると予測する。

図1 スマートフォンの台数予測 出典:International Data Corp.の発表した表1を元にセミコンポータルが作成

図1 スマートフォンの台数予測 出典:International Data Corp.の発表した表1を元にセミコンポータルが作成


スマートフォン全体で見ると、やはりアジア太平洋地区とラテンアメリカ地区で大きく成長する、とIDCの調査レポート「Worldwide Quarterly Mobile Phone Tracker」を担当したシニア調査アナリストのKevin Restivo氏は見ている。

OS別では、2010年の第4四半期に最も大きなシェアを占めていたシンビアンを越えたアンドロイドが2011年は主流になり、2011年後半には40%を超えるようになる。この結果、2011年全体としてアンドロイドは38.9%を占める。


表1 OS別のスマートフォンの成長率 出典:International Data Corp.

表1 OS別のスマートフォンの成長率 出典:International Data Corp.


最も大きな変化は、ノキアがシンビアンを数年前に買収したもののそれを手放して、マイクロソフトのWindows Phoneに移ったこと。このためにシンビアンは大きく減少し、Windows PhoneやWindows Mobileが成長していくと見ている。2012年にノキアはWindows Phone7 / Windows Mobileを出荷し始めるため、その時点から2015年にかけて増えていく。

アップルのiPhoneに搭載されているiOSと、RIM(Research in Motion)社のブラックベリーOSはこれまで通りの成長を遂げると見ている。

(2011/06/13)

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