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世界のLED市場、2010年の5億ドルから2020年に134億ドルに成長という予測

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世界のLED照明市場は、2020年には134億ドルになるというが発表があった。これはパッケージに封止されたLEDチップを使った照明応用の市場規模である。2010年におけるLEDの市場規模は5億ドルにすぎなかったが、2015年までは年率平均33.2%で成長し、2015年から2020年は44.9%とさらに急伸するという。

図1 2010年代の後半は成長が加速する 出典:ElectroniCast Consultants

図1 2010年代の後半は成長が加速する 出典:ElectroniCast Consultants


この予測は、米市場調査会社のElectroniCast Consultants社が調査したもの。2015年には2010年のほぼ4倍に当たる21億ドルに到達する。同社で今回LEDの市場調査を担当した社長兼インターナショナルビジネス担当のStephen Montgomery氏は「この10年間における平均単価(ASP)についての予測も行った」と述べる。

超高輝度(UHB:70 lm/W以上)LEDを含む高輝度(HB)LED分野では、UHB LEDの価格はHB LEDのそれよりも常に高いが、照明用にUHB LEDがたくさん使われてくるにつれ、ASPはかなり大きな影響を受けるだろうと見る。加えて、世界各国の政府が消費電力の少ないLEDを一般照明として後押しすることも生産能力を上げることにつながる。

図1のデータは単年度の売り上げデータであり、累積ではない。価格の数字は、最終消費者が購入する時の価格を元にしており、毎年5%のインフレ効果を考慮している。この調査レポートは575ページ、4800米ドルだとしている。コンタクト先は以下の通り;
thosking@electronicastconsultants.com

(2011/06/10)

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