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日本製半導体製造装置のB/Bレシオが依然1.07をキープ、SEAJ発表

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SEAJ(日本半導体製造装置協会)は、2010年12月における日本製半導体製造装置のB/Bレシオ(販売高に対する受注高の比)が1.07と先月の1.09とほぼ横ばいを示したことを発表した。これらの数字は3ヵ月の移動平均で表されたものである。

図1 日本製半導体製造装置の受注高と販売高 出典:SEAJ

図1 日本製半導体製造装置の受注高と販売高 出典:SEAJ


受注高は1068億3300万円と前月の1165億3200万円よりも減り気味、販売高は994億2700万円と前月の1073億3900万円からやはり減少気味で推移している。もちろん対前年比で見ると受注高、販売高とも大きく増加しているが、ゆっくりと減少気味に推移している。


図2 日本製FPD製造装置の受注高と販売高 出典:SEAJ

図2 日本製FPD製造装置の受注高と販売高 出典:SEAJ


日本製FPD(フラットパネルディスプレイ)製造装置のB/Bレシオは前月の0.97から0.74と急速に低下した。販売高が前月の367億700万円から373億600万円とプラス成長したものの、受注高は356億1400万円から276億4200万円と大きく後退したことが原因。

この先行きはどうか。半導体に関しては大きく悲観することではないという見方が多く、DRAMはマイナスになるが、それ以外はすべてプラスに成長するため製造装置が大きくへこむことはなさそうだ。

(2011/01/21)

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