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日本製半導体製造装置が回復基調へ、前年比で販売高は1.9倍、受注額は6倍

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日本製半導体製造装置の3月の販売額は、いつもの3ヵ月周期に戻ってきたため、増加することは予想されたが、対前月比89.2%増という非常に高い伸び率を示した。これは日本半導体製造装置協会(SEAJ)が発表したもの。金額としては1270億円に達した。

日本製半導体製造装置の販売額 出典:SEAJ

日本製半導体製造装置の販売額  出典:SEAJ


例年の3ヵ月周期が戻りつつあるが、2月での販売額が3ヵ月周期では1月よりも下がるはずだったが、今年は1月よりもむしろ上がった。このため3月での実績は大幅に上がるはずとみていたが、それが現実のものとなった。前年同月比でみても81.6%増と高い伸びである。


日本製半導体製造装置受注額  出典:SEAJ

日本製半導体製造装置受注額  出典:SEAJ


受注額も好調だ。2月の809億円から51.4%増の1226億円に上昇した。対前年同月比でいえばなんと6倍にもなる。受注額が1月、2月とやや低下気味だったため、やや気にはなっていたが、3月に大きく戻したことで設備投資が順調に進んできたといえよう。


日本製半導体製造装置のB/Bレシオ

日本製半導体製造装置のB/Bレシオ


この3月は受注額、販売額ともに伸びたため、B/Bレシオとしてはやや下がり、3ヵ月の移動平均で1.17となった。むしろ、健全な方向に戻りつつある。

(2010/05/10)

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