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半導体製造装置のB/Bレシオが2ヵ月連続1.0を超えた

日本市場における半導体製造装置の受注にも明るさが見えてきた。SEAJ(日本半導体製造装置協会)が発表した2009年8月における製造装置のB/Bレシオは7月の1.47に続き、1.21と2ヵ月連続で1.0を超えた。B/Bレシオは3ヵ月の移動平均で表す、販売額に対する受注額の比で、1.0を超えると受注額のほうが多いという意味で将来は明るいことを示す。

半導体製造装置 日本市場


8月の受注額は173億4900万円、販売額は127億500万円である。ただし、前年同月で比べるとどちらもまだかなり低い。受注額は-64.5%、販売額は-63.1%とまだ動かないようだが、これでも底を迎えてからはマシな方に向かっている。販売額は対前年同月比で5月に-88.8%、受注額は4月に-89.6%ととんでもなく沈んだからだ。

明るい材料としては、販売額がまだ浮かないものの、受注額が増加傾向にあることだ。6月の60億4300万円から7月184億700万円、8月には173億4900万円と200億円に近づいているからである。今後は期待できる方向にいくだろう。


半導体製造装置 日本市場 販売高合計

半導体製造装置 日本市場 受注高合計

(2009/10/15)
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