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日本市場向け半導体製造装置の6月はB/Bレシオ0.62、受注金額は最低

日本半導体製造装置協会(SEAJ)が2009年6月分の「半導体製造装置受注・販売統計−日本市場」をまとめた。これによると6月の日本市場向けB/Bレシオは0.62と、5月の値よりも0.7ポイント落とし、回復の兆しがまだ遠いことを示唆した。

半導体製造装置 日本市場


しかも受注額を見る限り、この1年間の最低額の69億2400万円となり、前年同月比で90.9%減となった。3ヶ月の移動平均で表わされる受注額は前年同期比で、1月を底の84.4%減として2月同81.3%減、3月同70.7%減と上昇傾向を見せたが、4月にふたたび低下し同89.1%減となった。それでも5月は84.9%減と戻る気配を示したが、6月は最大の落ち込みとなった。

販売額は、3月の期末需要によって前年同月比71.4%減ながら、327億5100万円にまで戻したが、4月、5月と再び低下し、6月においても79.9%減の143億7600万円しか戻せなかった。ここで、日本市場とあるのは、国内向けの日系企業の製造装置であり、国内向けの外資系製造装置。販売額は5月がこの1年間の最低で、72億5700万円となったが、6月は約2倍増えた。


半導体製造装置 日本市場 受注高合計

半導体製造装置 日本市場 販売高合計

(2009/08/18)
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