2022年8月24日
|会議報告(プレビュー)
RD20(Research and Development 20 for clean energy technologies)は、2019年1月のダボス会議での安倍首相(当時)の発言が端緒となったもので(参考資料1)、同年6月に軽井沢で開催されたG20エネルギー環境大臣会合の共同声明で設置が歓迎され、G20の国立研究機関がエネルギー転換と地球環境に関する会議を行う、という国際的な枠組みとして決まった。経済産業省が主導し、独立行政法人の産業技術総合研究所が会議運営の主体となった。経産省産業技術環境局国際室長の小山雅臣氏(図1)に今年のRD20 2022をどのような方向に持っていこうとしているのか、その狙いを聞いた。
[→続きを読む]
2022年6月24日
|会議報告(プレビュー)
2019年から始まったRD20(Research and Development 20 for clean energy technologies)は、カーボンニュートラルを達成するための研究開発の国際的な枠組みである。これまでの3回の会議ではまだ参加者が多くなく、もっと世界からの参加を望んでいる。主催する産業技術総合研究所ゼロエミッション国際共同研究センターの近藤道雄氏(図1)にRD20 2022の狙いを聞いた。
[→続きを読む]
2022年5月 2日
|会議報告(プレビュー)
今年のVLSI Symposiumはこれまでのテクノロジーと回路を分けずに1本化することが決まった。半導体チップの微細化や複雑さから、プロセスと回路技術を分離することが難しくなり、新しい技術への対応が必要になってきたためだ。しかも昨年一昨年のオンラインから、リアルとのハイブリッドで開催される。
[→続きを読む]
2021年12月 1日
|会議報告(プレビュー)
ISSCC(International Solid-State Circuits Conference) 2022の概要が決まった。会議全体のテーマは「持続可能な社会に向けたインテリジェントな半導体」である。半導体業界では当たり前の低消費電力化は、サステイナブル社会実現のカギとなる。低消費電力化は、単なるモバイル応用からコンピューティング、AI、アナログ設計、通信、環境測定へと広がり、新技術は環境負荷を減らすために向けられる。
[→続きを読む]
2021年10月28日
|会議報告(プレビュー)
2021年12月11日(土)のチュートリアルから始まるIEEE主催IEDM(International Electron Device Meeting)の講演概要が固まった。基調講演は12月13日(月)午前中の3件で、各Samsung、Facebook、IBMから発表される。開催はいつものサンフランシスコのヒルトンホテルだが、オンラインとのハイブリッドである。
[→続きを読む]
2020年11月25日
|会議報告(プレビュー)
ISSCC 2021の一般講演の採択が決まった。投稿論文数は580件で前年比7.8%減と少なくなり、採択論文数は195件で採択率は33.6%と例年並みの結果となった。各セッションの中で投稿論文が増えたのは機械学習と、ワイヤーライン(有線)の2分野のみ。ISSCCで動向がわかるのは、やはり基調講演だ。
[→続きを読む]
2020年6月 5日
|会議報告(プレビュー)
IEEE主催のSymposia on VLSI Technology and Circuits(通称VLSI Symposium)は最初の開催から40周年を迎える。今年は、本来ハワイで開催する予定だったが、新型コロナウイルスの影響で初めてのWebベースとなる。日本時間6月15日〜19日が開催期間となる。これまでのシンポジウムと同様、基調講演やフォーラムなど、200件以上の講演をウェビナーやオンデマンドで行う。
[→続きを読む]
2019年4月22日
|会議報告(プレビュー)
1980年代後半から90年代はじめにかけて、日米半導体戦争を和らげることを目的として開催されたSymposium on VLSI Technology and Circuitsだが、現在、日本半導体産業の存在が薄い。日本からの投稿数も採択数も激減しているのだ。2019年のTechnology部門は米国の1/3まで減少した。Circuits部門は1/7しかない。これでは世界から取り残される。
[→続きを読む]
2018年12月12日
|会議報告(プレビュー)
ISSCC 2019の一般講演の採択が決まった。投稿論文数は609件と例年並みで、採択論文数は193件で採択率は31.7%と例年の33〜34%よりもやや厳しい結果となった。ISSCCは例年、デジタル、ロジック、アナログ、RF、プロセッサなど半導体ICのさまざまな分野の論文を集計するため分野の偏りはあまりない。動向がわかるのは基調講演である。
[→続きを読む]
2018年8月 7日
|会議報告(プレビュー)
半導体の学会として日本で出発、発展してきた国際固体素子材料コンファレンス(SSDM: International Conference on Solid State Devices and Materials)が今年50周年を迎える。現在の半導体産業が隆盛を迎えた背景には、さまざまなエンジニアや研究者の努力がある。今回は9月9日から13日まで東京大学本郷校舎(図1)で開催する。通常の講演やショートコースに加え、特別シンポジウムやインダストリセッションのイベントもある。
[→続きを読む]