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2020年10月

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米国規制下のAppleの新型iPhone発表、スマホ&半導体市場への波紋

米国規制下のAppleの新型iPhone発表、スマホ&半導体市場への波紋

新型コロナウイルスによる累計感染者数は金曜16日お昼前時点、世界全体で3870万人を超え、1週間前から約250万人増加と勢いが増している。感染再拡大が目立つ欧州は10月15日、地域別でも過去最多となる12万7770人の感染者が見つかっている。地域別では中南米が最も多く、アジア、北米、そして欧州と続いている。この9月、新型の「Apple Watch」と「iPad」などを発表したAppleが、米国西部時間13日午前からのオンライン特別イベントで「5G」に初めて対応する「iPhone」を発表、これで5G対応スマホの各社揃い踏みとなっている。時あたかも米国のHuawei、SMICなど対中輸出規制の影響が渦巻く中、スマホおよび半導体市場にさまざまな波紋が投げかけられている。 [→続きを読む]

Keysight、横からの飛び出しも評価する79GHzドップラーレーダー測定器

Keysight、横からの飛び出しも評価する79GHzドップラーレーダー測定器

計測器メーカーのKeysight Technologyは、対象物との距離を測るクルマ用ドップラーレーダーの測定器を拡充した。これからの79GHzのドップラーレーダーをテストするために3対の無線リモートヘッドを設けている。リモートヘッドは、距離をフレキシブルに変えられるヘッド1個と距離を固定したヘッド2個からなり、横からの飛び出しを評価できる。 [→続きを読む]

政府との結びつきを強化するIntel、華為への許可はその背景か

政府との結びつきを強化するIntel、華為への許可はその背景か

Intelは、米国連邦政府との結びつきをますます強めている。DoD(国防総省)だけでなくDoE(エネルギー省)とも共同プロジェクトを進めており、DoDからはSHIP(State-of-the-art Heterogeneous Integration Prototype)プログラムの第2フェーズを勝ち取った。DoE傘下のSandia Labとニューロモーフィックコンピュータで提携した。米国の休日「National Manufacturing Day」において初めてのメガファブとなるFab42をオープンした。 [→続きを読む]

追いつめられた中国ファーウェイはスマホ70%減!!〜SMICも厳しい状況に

追いつめられた中国ファーウェイはスマホ70%減!!〜SMICも厳しい状況に

「これまで中国のファーウェイは何回ものクライシスを乗り越えてきた。米中貿易戦争は今に始まったわけではない。2014年段階で米国政府はファーウェイ製のルーターの利用を規制している。これに対抗し中国はWindows 8を政府調達から締め出した。しかし、今回の米国政府による新たな輸出規制は9月15日に発動され、これによりファーウェイは各国・地域からの半導体調達が事実上できなくなる。ついに、ついに追い詰められたと言ってよいだろう」。 [→続きを読む]

半導体株が再び上昇、5GやAIに期待集まる

半導体株が再び上昇、5GやAIに期待集まる

半導体市場が8月も好調で、半導体関連株が上昇している。米国の「華為科技たたき」によってSamsungスマートフォンの好調さが明らかになった。長期的に半導体をけん引する5GもAIでは、従来のムーアの法則通りに微細化が推進され、7nm以降のEUVレジスト市場を狙った投資も相次ぐ。5G+AI+ビッグデータ解析+クラウドでデジタルトランスフォーメーションを推進する実証実験結果も出てきた。 [→続きを読む]

8月半導体販売高、7ヶ月連続で前年比増;引き続く米国規制の余波

8月半導体販売高、7ヶ月連続で前年比増;引き続く米国規制の余波

新型コロナウイルスによる累計感染者数は金曜9日お昼前時点、世界全体で3620万人を超え、1週間前から約200万人を越える増加の勢いが続いている。 地域別では中南米が最も多く、アジア、北米、そして欧州と続いている。米国・Semiconductor Industry Association(SIA)より8月の世界半導体販売高が発表され、$36.2 billionで前月比3.6%増、前年同月比4.9%増となっている。米中、コロナと不安定要因に覆われる中、今年の2月以降7ヶ月連続の前年比増加と健闘している。昨年は後半盛り返した経緯だけに、この増加基調がこの先保たれるかに注目している。Huawei、そしてSMICに対する米国の輸出規制の各方面への影響、余波が引き続く現時点でもある。 [→続きを読む]

ドイツIndustry 4.0のプラットフォームSoCはArmではなくRISC-Vで

ドイツIndustry 4.0のプラットフォームSoCはArmではなくRISC-Vで

ドイツの教育研究省(BMBF)は、Industry 4.0や、自動運転車、医療ソリューションなど信頼性の高い電子機器を低コストで作るためのプロジェクト「Scale4Edge」を推進する。Infineon Technologiesの元で20社からなるScale4Edgeエコシステムは動きだした。プラットフォームとなるプロセッサはRISC-Vコアを主軸とする。 [→続きを読む]

キオクシア上場やソニー売上にも影響が及んできた米国の対中半導体輸出規制

キオクシア上場やソニー売上にも影響が及んできた米国の対中半導体輸出規制

キオクシアは、10月6日に予定していた東京証券取引所への上場手続きを延期する、と9月28日発表した。米国商務省の8月17日付け通達によりキオクシアが主要顧客の一つであるHuaweiへのNANDフラッシュメモリの輸出を全面的に取りやめざるを得なくなったため、業績の先行きが不透明になり、同社の株式価値が大幅に下落してしまい、キオクシアが想定していた公募株価が内外の投資家の支持を得られそうにはないのが上場延期の主因だと業界関係者は見ている。 [→続きを読む]

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