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2012年5月

世界的に熱く活発なスマートフォン、タブレットはじめモバイル機器に関連する半導体需要が追いつかず、生産枠を先行して取り込んで確保していく鬩ぎ合いの状況が見られているようである。中軸半導体を供給する半導体メーカーが急伸長を示すとともに、ファブレスとファウンドリーの関係が上記の取り合い状況を反映して構造のシフトを呈していると言われている。昨年を上回ってまたまた史上最高を更新するかどうかの本年の世界半導体販売高は、このモバイル機器のhot spots模様の広がり、濃さにかかっている。 [→続きを読む]
静電容量方式で最大80cm離れても容量変化を検出できるICチップを国内のベンチャー企業エーシーティー・エルエスアイ(ACT-LSI)が開発、愛知県江南市のサン電子が販売することになった。静電容量方式センサで数10cm以上離れても近接状況や距離測定ができ、しかも電源電圧が3V系とごく一般的なこのICは「組み込みシステム開発技術展」で大きな反響を呼んだ。 [→続きを読む]
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東日本大震災の記憶が1年以上経ってもまだ鮮明に残っているが、半導体工場のラピスセミコンダクタ宮城(旧OKIセミコンダクタ宮城で、現在ロームの傘下にある)の地震予測システム構築を手掛けてきた沖エンジニアリングは、地震に強い工場を作るコツをこのほど明らかにした。 [→続きを読む]
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2012年4月に最もよく読まれた記事は、マーケット「2011年の世界半導体ランキングの確定値をiSuppliが発表、日亜がランクイン」である。第8位にIC Insightsが発表したランキングも入っており、2011年のランキングを両市場調査会社が発表した。 [→続きを読む]
ヒッピーのような姿をした一人の外国人が東京のJR市ヶ谷駅前にあるシャープ東京支社(現東京市ヶ谷ビル)へ入って行った。背広姿を見慣れている受付嬢は一瞬驚いたが、笑顔を作って要件を聞くと「ドクターササキに会いたい」という。ドクターササキとは、当時シャープの副社長で東京支社長の佐々木正博士(注1)であることはすぐにわかった。 [→続きを読む]
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先週、日本のメディアが全く報道しなかったが、米国メディアが大きく報道した半導体のニュース、『オバマ大統領がSEMATECHのあるアルバニーのCNSEを訪問』について考えてみたい。日本では、マイクロンテクノロジーによるエルピーダメモリの買収ニュースがいつまでも尾を引いていたが、海外ではほとんど話題にさえ上っていない。 [→続きを読む]
インテルの三次元トランジスタ、TSMCの28-nmファウンドリーcapacityはじめ最先端の半導体技術およびビジネス対応の動きに注目するなか、米国に製造jobsの回帰を図ろうというmade-in-America活動の一環で、Obama大統領が同国ニューヨーク州の最先端半導体関連地域、「テックバレー」の視察を行っている。今や全産業に行き渡ってその規模や広がりに大きく影響する最先端半導体の動向および技術の確立具合であり、米国半導体業界の意気込みを感じるとともに彼方の話に分け入っていかなければとの思いである。 [→続きを読む]
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ルネサス エレクトロニクスの決算発表では、2011年度第4四半期(1〜3月)の売上額は前期比6.1%減の2097億円にとどまった。減少率は世界の半導体企業並みのレベル。2011年度通期では売上額は前年比22%減の8831億円と大きく後退し、営業損益568億円の赤字、純損益626億円の赤字となった。この1〜3月期の世界の半導体企業の業績は良くないことを考えると第4四半期は健闘しているといえそうだ。 [→続きを読む]
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つくばの産業技術総合研究所で開かれているINC8に出席した。初日はTIA(つくばイノベーションアリーナ)の紹介や、産総研の研究開発状況などを聞いた。東芝を除く日本の半導体企業が45nmプロセス以降の開発を止めている状況の下で、産総研による化合物半導体オンシリコンやトンネリングFET、3次元メモリなどの発表を見ていて考えてしまった。 [→続きを読む]
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ゴールデンウィーク終盤の5日に、エルピーダメモリの支援企業が米国マイクロン テクノロジーに決まりそうだ、と日本経済新聞やYomiuri Onlineが報じた。韓国のSKハイニックスが応札しないと4日に発表してから急展開を迎えた。6日の日経は、マイクロンが2000億円超で買収、設備投資を含めた総支援額は3000億円弱になる見通しと伝えた。 [→続きを読む]

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