セミコンポータル
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2011年12月

EDAの動向が統合化に向かっている。LSI検証ツールを扱っている米Calypto社は、LSIを馴染みやすいC言語で設計するツールであるCatapult C Synthesisを米Mentor Graphics社から買収、C言語設計と検証工程をつなげるようにした。Mentor GraphicsはリアルタイムOSに消費電力削減機能を搭載しながらもコード効率を高めた新OSのNucleusを発表した。米National Instrumentsに買収されたRFシミュレータ米AWRはLabVIEWとのリンクをスムースに進めている。いずれもユーザーにとって使いやすくする。 [→続きを読む]
米アプライドマテリアルズ社は、22nm/20nmノード以降の微細化プロセスに対応した新しい製造装置OptivaおよびOnyxと検査装置1機種を発表した。Optivaはチップ同士を重ねる3次元IC向けのTSV技術の側壁酸化膜の堆積にも使える装置。ウェーハプロセスメーカー、アセンブリメーカー、どちらにも供給できる。 [→続きを読む]
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一般社団法人のデジタルグリッドコンソーシアムが技術開発と標準化に向けて活動を開始した。この非営利団体のコンソーシアムは、設立メンバーにはじめから米国企業を含め、グローバルな普及活動に重点を置いている点がこれまでのコンソーシアムとは大きく違う。設立は今年の9月7日で、活動を始めながら会員企業も募っていく。 [→続きを読む]
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先週、サムスンが中国でNANDフラッシュ工場を建てるというニュースが飛び、業界内ではかなりの噂になっていた。これは中国で工場を建設するための許可申請を韓国の知識経済省に提出しというニュースを12月7日の日経産業新聞が伝えたもの。セミコンジャパンでのプレジデントパーティでもこのニュースが駆け巡った。 [→続きを読む]
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前回、WSTS(World Semiconductor Trade Statistics)秋季予測に基づく当面の半導体業界模様に触れたが、米国SIAからその見方を支持するとともにこの10月の現実の世界半導体販売高が発表されている。自然災害、金融危機など非常事態の試練に見舞われながらも、市場が求める半導体の量は着実に増大しており、史上最高の昨年を上回って初めて$300 Billion突破の本年と見ている。一方ではここにきて下方修正のデータ発表が続いており、年末から年始、そして旧正月にかけての市場に目が離せないところである。 [→続きを読む]
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「昨今の日本の経済状況全体を見れば、まるで70年代に戻っていくかのようだ。そのくらい日本の競争力は落ち込み、全体経済も元気がない。デジタル化、グローバル化の波を捉えきれなかった。」 [→続きを読む]
2011年11月に最もよく読まれた記事はマーケット「2011年の世界半導体売上トップ20社、Intel、Qualcommが急伸、メモリ沈む」だった。今年はIntelやQualcommが伸び、メモリメーカーが沈んだ。メモリでは、NAND市場はまだしも、DRAMは特にひどい。サムスンは、NANDフラッシュ、アプリケーションプロセッサ、LCDドライバ、ファウンドリビジネスなど幅広く製品ポートフォリオを持っていたためにDRAMの落ち込みを補うことができた。 [→続きを読む]
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米国市場調査会社のアイサプライ(IHS iSuppli)が2011年のトップテンを発表した。これによると、トップ20社の年成長率は合計で+3.5%と世界中の半導体合計の+1.9%(WSTSの調べでは+1.3%)よりも大きい。ICインサイツの発表(参考資料1)との違いは、企業買収が成長を加速したと分析している点である。 [→続きを読む]
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先週、東芝が北九州、静岡県御前崎、千葉県茂原の3工場を閉鎖するというバッドニュースが流れたが、今週始まるセミコンジャパンや先週末から一般公開が始まったモーターショーを見据えたグッドニュースも登場した。セミコンジャパンでの大日本スクリーン製造や日立ハイテクノロジーズ、トクヤマ、といった企業がニュースを発表、東京エレクトロン(TEL)がASMLとEUVでコラボを発表する、など前向きのニュースが目白押しだ。 [→続きを読む]
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本年の半導体業界データ速報値が発表されて、金融危機、大震災、洪水と揉まれ続けて多難な2011年を反映する一方、史上最高の昨年の販売高を僅かながらでも上回って$300 BILLIONの大台をこんどこそ本当に越えそうという見方になっている。このような荒波の中でこそ特に市場をリードする最先端技術や標準化などの活動が問われると感じているが、米国メーカー勢の先導ぶりが具体的なデータとして表われている。新興経済圏の反応とともに、来年にかけて当面の注目と思う。 [→続きを読む]

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