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2010年9月

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グローバル経済の絶え間ない変化、動態バランスをどうとるか

グローバル経済の絶え間ない変化、動態バランスをどうとるか

グローバル経済を映し出す鏡の一つという感じ方がますます強くなっている半導体・デバイス業界である。世界経済フォーラムがこのほど発表した2010年版グローバル競争力レポートから、上記のタイトル表現をとっているが、まさに日々、刻々活動・変動しているグローバル経済をどう捉えて、半導体・デバイス市場で需給、マーケティング、製品開発などの舵をとっていくか、世界一体となって取り組む規模というものを改めて考えている。 [→続きを読む]

8月に最もよく読まれた記事はサムスンが半導体のトップになると示唆した記事

8月に最もよく読まれた記事はサムスンが半導体のトップになると示唆した記事

8月に最もよく読まれた記事は、マーケット「2010年上期の世界半導体ランキング、サムスンが着実にインテルを追い上げる」だった。米国の市場調査会社のIC Insightsはその後、このトップ交代を示唆するニュースリリースを流しているが、それによると2001年ではインテルの売り上げはサムスンのそれの3.75倍だった。 [→続きを読む]

新生ルネサス、ノキアの先端通信技術をSoCに積極利用、成長戦略を明確に

新生ルネサス、ノキアの先端通信技術をSoCに積極利用、成長戦略を明確に

ルネサスエレクトロニクスが今後のSoCビジネス戦略について方針を語った。今年4月に旧ルネサステクノロジと旧NECエレクトロニクスが統合して、明確になっていなかった同社のSoCビジネスを今後どのようにするか、100日プロジェクト以来、初めて明確に語った。SoCビジネスは、マイコン、アナログ&パワーという3本柱の一つだ。 [→続きを読む]

いかにコストを上げずに集積度を上げるかが焦点になっている半導体技術

いかにコストを上げずに集積度を上げるかが焦点になっている半導体技術

「年率2倍でICの集積度が向上する」という経験則であるムーアの法則はもはや意味を持たなくなってきたことは最近よく指摘されることである。メンターグラフィックス社長兼CEOのウォルデン・ラインズ氏(図1)は、トランジスタ数の向上すなわち集積度の向上は今後も続くが、むしろ機能当たりのコストの低下傾向が理に適うようになっていると述べた。 [→続きを読む]

インテルがインフィニオンのワイヤレスソリューション事業を買収する意味

インテルがインフィニオンのワイヤレスソリューション事業を買収する意味

先週はやはりインテルが、インフィニオンの携帯電話用半導体事業を買収することで合意したというニュースをとり上げよう。買収金額は14億ドル。なぜインテルはインフィニオンの携帯電話用半導体事業を買うのだろうか。8月30日に両社から買収に関するニュースリリースが流された。 [→続きを読む]

強気の見方の一方で下方修正が色濃く混じる市場の空気

強気の見方の一方で下方修正が色濃く混じる市場の空気

米SIAから7月の世界半導体販売高が発表されたが、前月比の伸びは鈍化しているものの5ヶ月連続の過去最高の販売高となっており、今年の年間販売高見込みを28.4%増の$290.5Bに据え置いている。一方では、パソコン販売の鈍化の兆し、supply chainでの原材料のだぶつき、といった懸念材料から、今後の市場を慎重に見る空気が強まってきている。Appleからの新製品発表、Intelの買収攻勢など、今後の市場への波紋、波動に注目と思う。 [→続きを読む]

2010年の半導体売り上げは3000億ドルに、ガートナーも上方修正

2010年の半導体売り上げは3000億ドルに、ガートナーも上方修正

米市場調査会社のガートナーは、2010年の世界の半導体産業の売り上げは前年比31.5%増の3000億ドルに達するという見通しを発表した。2010年の第2四半期における予想は27.1%増だったが、これを上方修正した形となった。これは予想以上に今年上半期の売り上げが良かったために後半を多少、伸びが緩むと見ても3000億ドルはいくだろうという見通しとなった。 [→続きを読む]

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