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オリンパス/松下、一眼レフの小型化を狙いマイクロフォーサーズ規格を共同提案

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オリンパスイメージング株式会社と松下電器産業株式会社は、より小型、軽量、動画対応可能な交換レンズカメラ向けにマイクロフォーサーズシステム規格を提案した。

新しい規格は、「フォーサーズシステム (Four Thirds System)規格」を拡張したもので、「高画質をポケットに入る薄さに押込める規格」とオリンパスイメージング社のSLR事業本部長の小川治男氏。フォーサーズシステム規格はデジタルのレンズ交換式一眼レフ・カメラシステムの規格としてオリンパス、コダック社の2社がオープン規格として提案、後に松下も採用した。

マイクロフォーサード規格ではミラーボックスを入れる余地がなく、基本的にミラーレスでファインダーなしのライブビューのみの形態になる。したがって交換レンズカメラだが、正確に言えば一眼レフ・カメラではない。

「一眼レフ市場に新しいカテゴリを作りたいという点で松下と一致した」とオリンパスイメージング社代表取締役社長の大久保雅治氏。ただし、今回は規格の発表のみで、商品化の時期、商品のイメージなどは一切明らかにされなかった。


マイクロフォーサーズ規格


オリンパス社の調査によると2007年のコンパクトカメラ購入者9290万人の約20%、2,000万人が一眼レフの購入を考えたが、操作の難しさ、ボディの重さ、大きさといった理由で購入を躊躇したという。一眼レフ市場で先行大手を追う立場の2社にとってこの2000万人がマイクロフォーサーズ規格のカメラの潜在市場になる。

マイクロフォーサーズシステム規格の主な特長は、大きく3点で、フォーサーズシステムと比較すると約1/2に短縮したフランジバッグ(マウントと撮像素子との間隔)、6mm縮小したマウント径、将来の動画対応などのためマウントの電気接点が2ピン追加されて11ピンになった。

基礎となったフォーサードはオープン規格だが、マイクロフォーサードは具体的な商品化を考える参加メンバーを募り、「今までのオープン規格とは一線を画する可能性がある」と大久保社長。

フォーサーズ規格のレンズはアダプタを介してマイクロフォーサーズ規格のカメラに使用できるが、今後導入されるマイクロフォーサーズ規格のレンズは元のフォーサーズ規格のカメラには使用できない。

2社はマイクロフォーサーズについても互いの強みを生かした共同開発を行うといっているが、イメージ・センサーや画像処理LSIはそれぞれ独自開発のものになるという。


(セミコンポータル編集室)

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