日本製・北米製の半導体製造装置、共に成長続く
日本製・北米製の半導体製造装置の7月販売実績が出そろった。共に高い水準の金額を維持している。SEMI(Semiconductor Equipment and Materials International)とSEAJ(日本半導体製造装置協会)が発表した販売額は、それぞれ前年同月比32.8%増の22億6800万ドル、同49.9%増の1617億4900万円となった。
図1 日本製・北米製の半導体製造装置の販売額 出典:SEMIおよびSEAJの発表数字を元にセミコンポータルが作成
直近の前月と比べると北米製が1.4%減、日本製は5.7%増と、凸凹はあるものの、総じて右肩上がりの成長路線からは逸脱していないように見える。今がピークなのかどうかについてはまだ判断できないが、Appliedも東京エレクトロンも次の会計年度四半期(AMATは8〜10月期、TELは6〜9月期)は今四半期よりも上向きに見ている。すなわち、まだ成長の余地があるということだ。
けん引役である3D-NANDフラッシュ向けの製造装置に対する要望は強く、それが止まったという話はまだ出ていないようだ。つまり、今年の暮れごろは季節的要因によって一段落するかもしれないが、成長傾向は変わらない。
参考資料
1. 2017年6月の半導体製造装置の販売額は一段落 (2017/07/27)