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SEAJがまとめた2009〜2011年の半導体・FPD製造装置の市場予測

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日本半導体製造装置協会(SEAJ)は2009年度から2011年度までの半導体およびFPD製造装置の需要予測をこのほどまとめた。それによると、半導体製造装置市場は2009年度も昨年に続き2ケタ台の大幅なマイナス成長が見込まれるが、2010年度にはプラス成長に転じると予測する。FPD製造市場でも需給バランスが改善するのは2010年後半とみる。

日本製製造装置販売額


日本製半導体・FPD製造装置の販売高は、2008年度は対前年度比41.7%減の1兆2985億円となったが、2009年度は48.6%減の6676億円とさらに下がる見込みである。2010年度からは成長局面に転じ、26.3%増の8428億円、2011年度には48.3%増の1兆2502億円と予測している。

このうち、日本製の半導体製造装置販売額は、2008年度は対前年度比57%減の7954億円となったが、2009年度はさらに47.5%減の4176億円とみている。回復は2010年度からになり2008-2009年度の調整局面から転じて対前年度比30%増の5428億円、2011年度は47.4%増の8002億円と予測している。

日本製のFPD製造装置販売額は2008年度には33.8%増と大幅な成長を示し、販売額は5567億円となった。2009年度は50.3%減の2500億円となると予測している。2010年度から不況が回復し20%増の3000億円と予測した。2011年度は韓国・中国・台湾の各ラインへの投資が始まるため50.4%増の4500億円と大幅に増加すると予測している。


日本市場での販売額


以上の予測は日本製半導体・FPD製造装置の販売額であるので、世界市場を見ているが、日本市場での販売額の予測も立てている。これらはともに合計で、2008年度は47.0%減の6433億円となったが、2009年度も41.9%減の3736億円になる見込みである。2010年度からは回復していき、2010年度17.5%増の4391億円、2011年度は20.9%増の5308億円と予測している。


(2009/07/06 セミコンポータル編集室)

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