2006年上期のファブレス企業の売上高は、前年同期比32％増の237億ドルとなり、半導体産業全体の売上高の20％に成長したとの発表が米国ファブレス工業会（FSA）より発表された。このうち、北米企業が75%、アジアが21%、欧州が3%、インドが1%弱となっている。

　2005年は通期でファブレス企業の売上は400億ドルと、半導体全体市場の18%となった。成長率は9.7%となったが、06年上期の成長率は、大幅に上回るものとなった。

　上位10社の合計は124億ドルと、ファブレス全体の52%を占める。2005年通期での上位10社の売上合計は207億ドルで、今期同様ファブレス全体の52%であった。

　資金調達額については、85社が前年同期比22%増にあたる110億ドル（ディール件数では9%増）を達成した。前年通期で129社が160億ドル調達に成功していたが、06年上期は既に70%近くに達している。

　地域別には、北米が2005年通期の77%から2ポイント下がり、その反面、アジアが1ポイント上昇、インドも伸びた。