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06 年の半導体売上高ランキング15社

AMD、Hynix、Qimondaが前年比30%を越える

 2006年の半導体メーカー売上高ランキング上位15社がIC Insights社から発表され、それによると、上位15に食い込むためには少なくとも50億ドルの売上が必要であることが明白となった。昨年度は50億ドル台は上位11社までであった。

 上位15社には、米国5社、欧州4社、日本3社、韓国2社、台湾1社が含まれる。 昨年度より順位を伸ばすと予想される企業は、ファンドリ専業のTSMC、マイクロプロセッサのAMD,そして、Infineonからメモリ専業として切り離されたQimondaの3社。 上位3社(Intel、Samsung、TI)は2006年通期は揺るがないものとIC Insights社は見ている。しかし、4位、5位はSTMicroelectronicsと東芝で拮抗している。


世界の半導体メーカー売上高ランキング2006


 成長率で目覚しいのは、AMD, Hynix, and Qimondaの3社で、それぞれ35%、32%、43%増と30%以上の成長率となった。DRAM市場が26%増と好調に推移することがHynixとQimondaの売り上げ増に繋がっている。またAMDは、マイクロプロセッサのシェアを伸ばし売上も順調に推移した。反面、首位のIntelは前年比11%減とマイナスに転じる見込み。

 全体では、上位15社の半導体売上高は8%増となる見込みで、IC Insights社の全世界半導体市場の伸び8%に相当する。首位のIntelを除く上位14社では、2006年度の売上高は前年比14%と飛躍的成長を遂げることとなる。

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